5月24日に開幕する春季高校野球北海道大会の室蘭地区の組み合わせが決まり、室蘭栄は昨秋に敗れている鵡川と対戦が決まった。
地元の進学校
昨年秋の鵡川vs室蘭栄で注目されたのが、1年生の住吉壮野投手だった。最速146キロを記録し、常時140キロを超す力強い球で強豪の鵡川打線から9回7奪三振、完投して2失点に抑え込んだ。味方が0点に抑えられ0−2で敗れたが、1年生の好投が光っていた。
そしてこの春、2年生となった住吉投手が初戦で対戦するのが鵡川と決まった。「絶対に勝ちたいという気持ちが強くなった」と話す。
室蘭栄は1965年の夏以来、地区大会を突破出来ず道大会に出場していない。中学時代に南北海道代表として全国中学生都道府県対抗大会に出場するなど注目されていた住吉投手は、北海道の強豪高校からも声がかかったが、将来のプロ入りを目指すため、大学進学も考えて、地元の進学校を選んだ。
投手としても注目される他、昨秋は4番も打っている。左打席に立つと打撃練習ではサク越えの当たりを見せる。二刀流としての活躍が期待される。
まずは鵡川にリベンジし、室蘭地区の強豪を倒して全道大会出場を目指す。大学進学の可能性もあるが、2022年のドラフト候補として注目したい。
急成長した体格から速球を繰り出す。177センチ、88キロはガッチリしてるだけではなく西崎和仁監督(49)は「バネがある」。意識改革が始まったのは中学2年時。主軸とエースを任され「スイッチが入った」。多い時は1日7合のご飯を平らげ入学時には太ももが65センチに。高校では1年秋からエース、鵡川戦では最速146キロを始め常時140キロ台をマーク。冬場のウェートトレはスクワットで175キロを上げるなど備えてきた。
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