札幌新陽の１４５キロ右腕・細野龍之介投手が１５奪三振、継続試合で本日決着

夏の高校野球南北海道大会では、145キロ右腕の札幌新陽・細野龍之介投手が、石狩翔陽との初戦に登板し、毎回の15奪三振を記録した。

雨のため継続試合に

細野龍之介投手は、178cmの右腕投手で最速145キロを記録する。昨年のこの大会で阪神にドラフト2位で指名された東海大札幌・門別啓人投手と投げ合いを演じ注目されている。

この日の石狩翔陽戦で先発すると、2回に1点を失うものの味方がすぐに追いつく。「前半は上ずっていたが、後半はセーブできてまとまっていたので良かった」と話すように徐々にテンポよく抑えるとともに、9回まで8安打を許したものの毎回の15個の三振を奪い粘り強く0を重ねた。

この日は5球団のスカウトが視察し、

千葉ロッテ・榎アマスカウトグループディレクター：「ウイニングショットがあればおもしろい逸材」

北海道日本ハム・白井スカウト：「春先と比べると状態は良い。将来性が楽しみ」

と評価した。

試合は8回に1点を失い、また石狩翔陽のエース・井上幸明投手も好投し1-2のまま9回を迎える。9回は1アウト1,2塁とチャンスをつくった所で雨が強まり、継続試合として今日30日に続きが行われることになった。

1点でも奪うことができれば、128球を投げた細野投手が再び登板となりそうだが、「仲間を信じたい。投げるつもりでいます」と話した。

バックネット裏には日本ハムやロッテなどＮＰＢ５球団のスカウトが視線を送った。ロッテ・榎アマスカウトグループディレクターは「ウイニングショットがあればおもしろい逸材」と評価し、日本ハム・白井スカウトは「春先と比べると状態は良い。将来性が楽しみ」と話した。