日刊スポーツが高校生のドラフト候補特集を行い、智弁和歌山の152キロ右腕・宮口龍斗投手と、健大高崎の佐藤龍月投手を紹介している。
152キロ右腕
智弁和歌山の宮口龍斗投手は最速152キロを記録する。背番号1は長いイニングを安定して投げれる渡辺颯人投手がつけるが、背番号11をつけて昨秋の和歌山大会では3試合にリリーフで登板し4回をノーヒット、近畿大会でも決勝戦の東洋大姫路戦で3階をノーヒットに抑えるなど、すべての試合で失点をせずに防御率0.00で終えた。「いいイメージで終われてるんで。これ以上に球速と制球力をこの冬に上げて、センバツでもっといいピッチングをできるようにしていきたいです」と話す。
そして現在は秋よりも体重を増やし、この冬は投球練習を減らして筋力の増大を図る。「春までに155キロは目標にして、最低でもMAX更新を目標にしてやってます」と話し、更に球速を上げる挑戦をしている。
目標は藤川球児投手のストレートで、「打たれない真っすぐは有名ですね。指をくっつけるであったり、結構参考にさせてもらっています。すごく回転がかかるので」とストレートの質を高めるための練習も行い、センバツではかなりの球を投げるのではないかと見られる。
146キロ左腕はプロ入り目指して
健大高崎の佐藤龍月投手は春は投げられない。8月30日にトミー・ジョン手術を受け、現在は復帰のためのリハビリを行っている。それでも体作りを行っており、昨春のセンバツ時から体重を12kg増やし、80kgとした。年末にはチームの石垣島キャンプにも参加し、「暑くて汗かけます。体重増えたのでちょうどいいです」と汗を流した。
佐藤投手はインステップからの鋭いストレートで切れのあるストレートが持ち味だが、「スライダーで肘に負荷がかかるのが原因でもあったので」と話す。スライダーに依存する投球から脱却し、強い体を使ったキレの良いストレートを投げる今永投手のような投球を目指す。
高校2年夏に手術を受けた事について、「高卒でプロに行きたい。それも早めの手術を決断した理由の1つです」と話す佐藤投手、目指すは夏の群馬大会、復活の投球を見せて秋のドラフト会議で注目される投手になりたい。
日刊スポーツでは高校生のドラフト候補一覧表を掲載している。
コメント