社会人NO.1右腕と評価されている東京ガス・山岡泰輔投手が、JFE東日本とのオープン戦に先発し、7者連続奪三振など、7回を投げて11奪三振を記録した。この試合には北海道日本ハム、東京ヤクルトのスカウトが視察し、高い評価をしている。
真っすぐが昨年とは違う
東京ガスの山岡泰輔投手はこの日は、2回から7者連続奪三振を記録するなど、7回を投げて11三振を奪うピッチングを見せた。球速も最速で148キロを記録し、そのストレートだけで6三振を奪う質の高い球で、山岡投手も「真っすぐで空振りが取れたのが良かった。去年よりも明らかに直球が違う」と話し納得していた。
7回を投げて6安打2失点、変化球も上がってくれば7回で2安打前後で抑えるピッチングができるようになると思う。
山岡投手は小柄だが、社会人1年目のリリーフで投げたときのピッチングは、ストレートも上からの角度があり低めに150キロを投げていた。そして高校時代から評価の高いスライダーも大きくキレがあり、高校時代より格段にパワーのある投手になっていた。しかし昨年は、先発転向という事もあってか、スライダー以外の変化球の種類を増やし、変化球で組み立てるピッチングをしていたが、ストレートのキレが良くなく、苦しいピッチングも見せていた。
この試合には北海道日本ハム、東京ヤクルトのスカウトが視察に訪れたが、北海道日本ハムの今成スカウトは「良いボールを投げている。ゲームをつくる能力もトップクラス」と話し、実力の高さを評価した。田中正義投手を獲得するか、山岡投手を獲得するか、肩を並べてくる投手だと思う。
中山悠輝選手もホームラン
またこの日は、大型内野手としてドラフト候補として注目されている東京ガスの中山悠輝選手も、6回の初球を振りぬいて3ランホームランを放った。
中山選手はPL学園から直接東京ガスに入り、1年目でショートとして出場し2年目には侍ジャパン社会人代表入りをしていた。183cmの内野手でPL学園時には16本塁打、長打力もあるが確実性もある。
中山選手についても北海道日本ハムの今成スカウトは「ああいう場面でミスショットしないのが素晴らしい」と評価した。
山岡投手、中山選手とも高校卒ですぐに社会人入りし、3年間で順調に成長してこの秋にはドラフト会議で指名されると思う。若さもありプロのスカウトも、将来性という期待も込めて指名してくるとみられる。
自己最速にあと2キロと迫る148キロ直球で6三振も奪い「昨年よりも明らかに直球が違う」と手応えを口にした右腕を、日本ハム・今成泰章スカウトは「良いボールを投げている。ゲームをつくる能力もトップクラス」と評価した。
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