都市対抗二次予選スタート、ニチダイなどが勝利

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都市対抗野球二次予選が近畿から始まり、ニチダイ、大阪ガスなどが勝ち上がった。週末には東京、西関東、東海で二次予選がスタートし、都市対抗シーズンも盛り上がりを見せる。

まずは波乱無し

社会人野球の華である都市対抗、社会人野球の選手たちはこの大会の本選に出る事が最も大きな目標といってよい。もちろんチームの為という事もあるが、お世話になっている地元の都市に対しての恩返しとなり、都市の方も、地元のチームが本選に出場し、地域の盛り上がりに繋げたいと期待をする。

その都市対抗は二次予選は、歴史のある社会人チームと共に、一次予選を勝ち上がってきたクラブチームなども出場し、波乱が起こる事も多々ある。昨年の近畿大会二次予選では、2015年に都市対抗準優勝をした大阪ガスが1回戦で大和高田クラブに敗れるという波乱があった。敗者復活はあるものの、トーナメントにより厳しい戦いが毎年繰り広げられる。

17日に開幕した近畿地区二次予選の1回戦では、ニチダイが和歌山箕島球友会に12-2で、大阪ガスは関メディベースボール学院に12-1で大勝したが、ドラフト候補左腕の坂本光士郎投手のいる新日鐵住金広畑はNSBベースボールクラブに4-1、また三菱重工神戸・高砂は、ミキハウスベースボールクラブに5-4と、勝利をしたものの接戦となった。

ニチダイは天理大出身のルーキー・牧野勇斗選手が1番センターで出場すると、初回にライト前ヒットで出塁し、先制のホームを踏んだ。2回にもセンター前にヒットを打ち1打点を挙げると、二盗を決めてチャンスを広げた。その後は3つの四球を選び、5度の出塁をしてチームの勝利に貢献した。

牧野選手は昨年、天理大の主将として大学野球選手権に出場し、ベスト8入りするなど全国の経験、そしてチームを引っ張る経験がある選手。左投げ左打ちの外野手だが、注目をしてゆきたい。

元プロもプレー

また関メディベースボールクラブでは、元オリックスの奥浪鏡選手が出場した。免許停止中に事故を起こし、オリックスから契約を解除された後、昨年11月頃に関メディベースボールクラブから声がかかったという。奥浪選手はこの日は2打数ノーヒット、守備でもサードでエラーをするなど良いプレーは見られず、「僕のエラーが全て。精神的にも技術的にも、まだまだもの足りない」と話したが、「受け入れてくださって感謝の思いしかない。」と話し、「もう一度、NPB球団に戻れるようにというモチベーションを持ってやっています。」と意欲を見せる。

この試合を視察したオリックスの内匠スカウトは、「やってしまったものは仕方ない。それをこれからどう生かすかが大事なこと。社会人は都市対抗に懸けているわけだから、みんなで出場を目指して頑張ってほしい」とエールを送った。

ニチダイのドラフト候補選手の動画とみんなの評価
関メディベースボール学院のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

初回先頭で右安打を放って出塁。2死満塁となってから浜田の押し出し四球で先制のホームを踏んだ。2回は1死三塁から中前打で2点目を叩き出し、直後に50メートル走6秒1の俊足を生かして二盗も決めた。その後は3つの四球を選び「1番打者としては90点くらい。見極めが大事だと思っていたので」と胸を張った。

安打こそ出なかったが、打席ではプロ時代と同じ豪快なフルスイングを貫いた。視察したオリックスの内匠政博スカウトは、勝敗の分岐点となった失策を引き合いに出し「やってしまったものは仕方ない。それをこれからどう生かすかが大事なこと。社会人は都市対抗に懸けているわけだから、みんなで出場を目指して頑張ってほしい」。現在の境遇を思わせるコメントでエールを送った。

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