社会人野球日本選手権を振り返る、2018ドラフト組と来年のドラフト候補活躍

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2018年の社会人野球は、日本選手権で三菱重工名古屋が初優勝し幕を閉じた。今大会を振り返る。

2018年ドラフト指名組

今大会は先月に行われたドラフト会議で指名された選手が登場し、その力を見せた。阪神からドラフト1位で指名された近本光司選手は、ヒットこそ量産はできなかったが、自慢の足を見せ、来年は即戦力として外野手の一角を担うイメージができる。福岡ソフトバンクドラフト2位の杉山一樹投手は1イニングだけだったが、常時150キロ前後の角度のある球を見せ、ノーヒット1奪三振と実力を見せた。

中日のドラフト3位で、今大会のMVPを獲得した勝野昌慶投手は、力があり角度のあるストレートを見せ、また、2回戦で8回途中まで139球を投げ、準決勝の東芝戦では149球を投げて完封とスタミナも見せた。横浜DeNAのドラフト3位、新日鐵住金鹿島・大貫晋一投手も2試合で完投勝利を挙げ、指名順位の期待に応える力を見せた。東京ヤクルト5位の新日鐵住金広畑・坂本光士郎投手もリリーフで素晴らしい投球を見せ、来年はリリーフ左腕として実績を残しそうだ。

その他、阪神3位のHonda・木浪聖也選手、千葉ロッテ6位のHonda・松田進選手、東京ヤクルト8位の明治安田生命・吉田大成選手、オリックス4位・富山凌雅投手、福岡ソフトバンク7位の三菱日立パワーシステムズ・奥村政稔投手なども筋の良い投球を見せている。

オリックス6位の左澤優投手はリリーフで登板するも失点を重ね、苦い社会人最後の投球となった。しかし、オリックスの山岡投手、田嶋投手もドラフト後のこの大会では好投をできておらず、この悔しさはプロ1年目の活躍へとつながりそうだ。

阪神4位のHonda・齋藤友貴哉投手は登板せずに終わり、その実力は来年1月からの新人合同自主トレからアピールしていく事になる。

来年のドラフト候補

来年のドラフト会議に向け注目された選手としては、2試合連続完封し、決勝でも9回を1失点に抑える好投を見せ、JFE西日本を準優勝に導く立役者となった河野竜生投手が素晴らしかった。140キロ中盤の速球と変化球にキレがあり、マウンド度胸、制球力も抜群、高校卒2年目で来年はドラフト解禁となり、若さもある即戦力左腕として、ドラフト2位では指名さるだろう。

また東芝の宮川哲投手は準々決勝では7回1/3で7安打8奪三振3失点とまずまずの内容だったが、最速を152キロまで伸ばし力のある球を投げた。来年がドラフト解禁で注目される。来年解禁の新日鐵住金鹿島の飯田晴海投手、JX-ENEOSの大場遼太郎投手なども力のある投球を見せた。

日本新薬の岩本喜照投手、Honda鈴鹿の瀧中瞭太投手はリリーフで力のある球を投げた。東芝の岡野祐一郎投手も初戦では素晴らしい投球を見せ、今年のドラフト会議で指名されなかったのがもったいないくらいの投球だった。来年につながる投球になったことは間違いない。

日本生命の高橋拓已投手、Honda鈴鹿の平尾奎太投手も指名漏れ組だったが、今大会では課題も見えた。来年は今年の悔しさをバネにもう1歩成長した投球を見せてくれそうだ。

野手についてはこれからじっくりと見て候補をリストアップしたい。

2018年社会人野球日本選手権のドラフト指名選手&2019ドラフト候補
2019年度-社会人のドラフト候補リスト

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