SUBARUルーキーの成田雄樹投手が148キロ好投で勝利

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東京スポニチ大会ではSUBARUとHondaが対戦し、10回のタイブレークから登板したSUBARUのルーキー・成田雄樹投手が148キロの速球で無失点に抑えて勝利に貢献した。

大学4年夏に急成長

成田雄樹投手は飛龍高校から東北福祉大に進む。元々はカーブと130キロ台のストレートのコンビネーションで打ち取る投手だったが、昨年春の大学野球選手権全国制覇時にはベンチから外れ、スタンドで応援をしていた事に「屈辱というか素直に喜べなかった」と奮起した。夏までに体重を5kg増やして、2段モーションにフォームを変えると、球速は150キロを記録した。

その球速が認められ、SUBARU入りが決まると、この日はタイブレークに入った10回、1アウト2,3塁の状況からのマウンドに登板し、148キロの速球で三振とレフトフライに打ち取った。続く11回もノーアウト満塁からストレートで押して3つのフライに打ち取り、タイブレーク2イニングを無失点、11回表に味方が3点を奪っており勝利した。

急成長をした180cmの150キロ右腕が社会人野球に登場し、来年のドラフト候補として名乗りを上げた。

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新人らしからぬ強心臓ぶり。その裏には忘れられない悔しさがあった。昨年、東北福祉大は元西武・大塚光二監督の下、14年ぶりに全日本大学野球選手権を制覇。しかし、成田は春のリーグ戦で絶不調に陥り、ベンチを外れスタンドから全国制覇を見届けた。「屈辱的というか素直に喜びきれなかった」。悔しさを糧に夏までトレーニングと食事を増量。体重を5キロ増の77キロにして一気に球速が伸び始め、8月には最速150キロに到達した。秋には救援で復活し、社会人の内定も勝ち取った。「見返してやる」という一心が腕を振らせ、昨年仲間が歓喜の輪を作った神宮のマウンドで躍動した。

「僕、4年の夏になって150キロが出たんです。体重を増やして、2段モーションに変えたら出た。今日はぶっつけ本番、打たれても自分のランナーじゃないと思って、開き直って投げました」。2年後のプロ入りを目標にする右腕は笑顔で自らの投球を語っていた。

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