8日に開幕する社会人野球の東京スポニチ大会で、横浜高出身のENEOSのルーキー・度会隆輝選手が社会人デビューすることが確実となった。
文句が出ないレベル
ENEOSの大久保監督は、オープン戦で結果を残してきた度会隆輝選手について、「度胸というか、本当に堂々としている。あれだけバットを振れるし積極的だし、オープン戦で使っても周りの選手から、何でと文句が出ないレベル」と話した。
度会選手は横浜高校1年時から天才的な打撃を見せ、ヒットを量産した。父が元ヤクルトの度会博文氏ということもあり注目され、昨年のドラフト会議でも候補として挙げられていた。しかし、プロ志望届を提出して指名を待ったものの指名はなかった。
悔しさを力に、この冬は体重が2キロ増えて83kgになると、逆方向への長打の飛距離も伸びた。ENEOSに交流してオープン戦に出場すると、持ち前の打撃センスを発揮し、ヒットを量産している。東京スポニチ大会ではスタメンでの出場の可能性もある。
父は大学から、兄も中央学院大で今年のドラフト候補となっているが、家族で社会人野球を経験するのは隆輝選手が初となる。「自分だけ社会人の経験ができるのはうれしい。父も兄もやっていないので。社会人になって初めての大会なので、凄く気合が入っています」と話す。
度会選手はプロ入りを目指しているが、目標は2023年のドラフト1位指名となった。「甘い気持ちでやることはない。レベルの高いところでできるのは、自分にはプラスしかない。一日一日を無駄にせずに、3年後にドラフト1位でプロに行けるようにやっていく」と力強く話した。
まずは社会人野球デビューでどんなプレーを見せるのか注目したい。
社会人野球の名門に身を置いても、動じることはない。ENEOSの高卒新人・度会について、大久保秀昭監督は「度胸というか、本当に堂々としている。あれだけバットを振れるし積極的だし、オープン戦で使っても周りの選手から“何で?”と文句が出ないレベル」と期待を寄せる。
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