早稲田大・茂木栄五郎選手が2発で今季5号、明大・高山俊選手も3安打

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 東京六大学リーグは、早稲田大が茂木栄五郎選手の2本のホームランで明治大に5-1で勝利した。広島のスカウトが注目した。

茂木栄五郎選手、今季5号

 早稲田大はこの日、明治大先発の上原健太投手から初回に2番の河原右京選手と3番の茂木栄五郎選手がホームランを放ち2点を先制すると、茂木選手は8回にもソロホームランを放ち、5-1で快勝した。

 茂木選手はこの日は5打数3安打3打点、2本塁打の活躍を見せたがこれで今季は5本塁打と長打力を見せている。「飛ばすコツが分かった感じ」と話す茂木選手、体は大きくないものの、サードで使われ続け長打力を期待されて育った。高橋監督も「詰まってもなんであんなに飛ぶの、という打球を打っている」と、茂木選手の長打力に一目置いている。

 この日も上原健太投手の視察に来ていた広島の苑田スカウト部長は、茂木選手について「あれだけバットを振られたら怖い。欲しい選手の一人」と話した。広島は昨年や野手の1位指名となり、今年は投手中心となりそうだが、田中広輔選手がショートを守り、堂林翔太選手も今季は活躍が見られず、サードのポジションは空いている。ドラフト2位当たりで、茂木選手を指名してもおかしくない。

 

高山俊選手3安打

 明治大はこの日は元気なく敗れたものの、1番センターの高山俊選手は4打数3安打、その内1本は2ベースヒットと活躍し、これでリーグ通算安打数を114本とした。記録の127本まであと13本に迫り、秋には普通にできれば記録更新となりそうだ。

 また先発した上原健太投手は、この日は全体的に力の入ったピッチングで、5回途中までに7四死球を出した。初回に2本塁打を打たれたものの、その後は抑え、4回1/3で3安打4奪三振2失点という内容だった。

 早稲田大は吉永健太朗投手が先発したものの全体に球威が無かったが、1回を1安打1奪三振で無失点に抑えた所で、左わき腹痛で1回で降板した。今年のプロ入りは厳しい感じがする。

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初回、河原の右越えソロで先制した直後、明大・上原のスライダーをバックスクリーン右へ放り込んだ。3―1の8回は星の直球を右中間席へ。開幕前に腰を痛めて出遅れたが、リーグトップの5本塁打の量産に「パワーがついたというより、飛ばすコツが分かった感じ」と自ら分析した。

 日本代表にも名を連ねる左の長距離砲。視察した広島・苑田聡彦スカウト統括部長は「守っている方はあれだけバットを振られたら怖いと思う」と評した。

 1メートル71、75キロと小柄なながら、フルスイングが持ち味だ。昨秋は打率・514で首位打者に輝いたが「怖さがない」ことが悩みだった。転機は3月の大学日本代表の選考合宿。長距離打者の打撃フォームを観察し「(球に)バックスピンをかけると飛距離が伸びる」。ティー打撃で意識し「飛ばすコツが分かってきた」と自信を深める。

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