大商大でプロがドラフト1位候補として注目する岡田明丈投手が、関西六大学連盟にプロ志望届を提出した。
ドラフト1位候補
岡田明丈投手は最速153キロの速球を投げる右腕で、昨年秋から頭角を現すと今年春のリーグ戦ではエースとして6勝0敗、防御率0.33を記録しプロからドラフト上位候補としての評価を受けるようになった。
大学野球選手権では初戦の西日本工業大戦で8回0/3で3安打7奪三振1失点と好投、大体大戦では6回2/3を3安打に抑えるも5四死球で3失点とやや苦しんだが勝利し、ベスト8まで勝ち進んだ。この大会で150キロを超す速球を大勢のスカウトの前で見せてドラフト1位候補として挙げる球団も出てきた。その後は関西5リーグオールスター戦で153キロを記録、秋のリーグ戦もここまで3勝を挙げるなど好投を続けている。
今年1年間で急成長を見せた岡田投手だが、プロ入りについては迷いもあったという。長い実績がない中でこれから長くプロでやっていけるか不安を持っていた。しかし、秋のリーグ戦の好投で本人も「いける」と手ごたえを得てのプロ志望届となった。
成長途上の投手
最速は153キロを記録するものの球速にはムラがあり、球速のある球を持つがバットに当てられるなど課題もある。むしろ140キロ前半だが低めに決まるコントロールがあり、この秋に沈む球を覚えてそれを多く投げたりと投球の幅を広げている途中。プロ入り後はコントロールを意識した好投手タイプになる可能性もりそうだ。
いずれにしてもまだ成長途中の投手でプロ入り後も成長を見せそうだ。体ももう少しがっしりとできそうで、プロ入り後1年は時間をかけて完成を待ちたい投手でもある。
吉持亮汰選手もプロ志望
また大商大では大学屈指の身体能力を持つ吉持亮汰選手もプロ志望届を提出した。吉持選手は50m5.7秒の快足と遠投120mの強肩の遊撃手で、大学では1番打者として活躍をしている。
抜群の身体能力を持つ吉持選手に多くのプロ球団が注目しており、ドラフト会議では3位前後での指名が予想される。
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