巨人の3軍と早稲田大のプロアマ交流戦が雨天で中止となった。この試合には巨人の他、福岡ソフトバンク、北海道日本ハム、オリックスの4球団のスカウトが視察に来ていた。
投げたかった
151キロ左腕の早川隆久投手にとって、初めてプロと対戦する予定だった。「社会人より、もうひとつ上のレベルという意味で楽しみにしていたので投げたかった」と雨天中止を残念がった。
早川投手は「カウントを取るブレーキの利いた球と、真っすぐに近い軌道から落ちる決め球のチェンジアップの2種類で、バッターの奥行きを使うことを課題にしている」と課題を話し、この試合でプロを相手に「チェンジアップの使い分け」をテーマに臨む予定だったという。
この日は巨人、福岡ソフトバンク、北海道日本ハム、オリックスの4球団のスカウトが視察に来ていたが、試合が中止になると室内練習場にブルペンに入った早川投手を視察した。スカウトもオープン戦や大会が次々と中止、無観客となる中で、数少ない視察のチャンスだっただけに残念だろう。
早稲田大は沖縄・浦添キャンプが中止となり、この日の交流戦も中止と4月11日の開幕に向けて調整は難しくなっているが、東京六大学リーグで早川投手のストレート、そしてチェンジアップを駆使した奥行きを使ったピッチングに注目したい。
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