2012年の東京六大学リーグを占う!

吉永健太朗, 畔上翔, 有原航平, 横尾俊建, 福谷浩司, 竹内大助, 山崎錬, 谷田成吾, 川名健太郎, 金井和衛, 道端俊輔, 松本幸一郎, 阿加多直樹, 上本崇司, 三嶋一輝, 小室正人, 多木裕史, 青木勇人, 浅野文哉, 堅田裕太

2010年は早大の斎藤佑樹、大石達也、福井優也がドラフト1位で、2011年には明大の野村祐輔投手、慶大・伊藤隼太がドラフト1位で指名されている東京六大学野球リーグ、毎年多くの選手がドラフト候補として名前が挙がる。かつてはプロ野球よりも人気のあったリーグで注目度は大学NO1だ。

◆戦力揃う慶大

今年は慶大に戦力が集まる。152㎞/hをマークしている福谷浩司投手はリリーフで重いストレートとスライダーを武器に1年生から活躍していた。2年生では先発としても好投を見せていたがリリーフの癖がついてしまったのか昨年は先発で良いピッチングがなかなかできずリリーフとして投げていた。プロもドラフト1位候補として注目している。

三塁手の山崎錬選手は慶應義塾高校で甲子園に出場し、チャンスに強いバッティングでベスト8まで勝ち上がった。大学でも打率は2割5分前後なのだがやはりチャンスに強く、昨年は春2本塁打、秋1本塁打と長打力も見せている。今年打率3割をキープすればドラフト上位候補にもなってくるかもしれない。

捕手の阿加多直樹捕手は慶應義塾高では内野手、外野手としてプレーしたものの控え選手。推薦でもなくOA入試でもなく一般入試で慶大に合格した選手だ。捕手に転向したのは大学3年生、そしていきなり活躍を見せると大学全日本合宿にも候補として参加するなど一気に評価を上げた。今年は実績を積む年となりそうだ。

そして竹内大助投手、2年生となった春の東大戦ではノーヒットノーランを記録すると6勝をマークしエースとなった。その後は伸び悩んでいるがキレの良いストレートと変化球に注目している球団は多い。

そんな慶大に楽しみな選手が入学した。日大三で4番として通算58本塁打、全国制覇に貢献した横尾俊建選手と、塾高で76本塁打を放ちAAA代表でも活躍した谷田成吾選手。伊藤隼太選手が抜けた4番をプロも欲しがった逸材2人が穴を埋めてくれるだろう。

◆内野手に実力者揃う

他のチームでは今年は俊足、堅守の内野手が揃っている。法大の多木裕史選手はここまで通算84安打、ケガさえなければ100安打越えをしてくるだろう。またこれまで4本塁打を放つなど痛烈な打球も放つ。

立大では松本幸一郎選手の評価が高い。大学全日本候補でも守備で高い評価を受け、東北楽天や広島などが即戦力内野手として名前を挙げている。明大には上本崇司選手がいる。阪神・上本博紀選手の弟で広陵高校で活躍し明大でも抜群の守備とリードオフマンとして活躍、ドラフト候補に挙がっている。

◆注目の投手と新人

その他、法大の三嶋一輝選手は155㎞/hを記録、立大の小室正人投手は左腕エースとして通算11勝を記録、防御率では常に上位に名前を連ねる。

新人としては慶應の2人のスラッガーだけでなく、法大に2人のダルビッシュが進学した。房州のダルビッシュ・191㎝の川名健太郎投手と上州のダルビッシュ・192㎝の金井和衛投手、2人とも140㎞/hを超すストレートを投げ3年後を期待してしまう。他にも智弁和歌山の左腕・青木勇人投手、中京大中京の左腕・浅野文哉投手、関西高の左腕・堅田裕太と3枚2人を獲得し投手陣が一気に厚くなった。また日大三で主軸を打った畔上翔選手も入学、横尾俊建と争うことになる。

ここまで名前の出なかった早大、斎藤、大石、福井のような派手さは無いが投手陣が揃う。広陵高でエースとして全国大会でも活躍した有原航平投手はまだ波があるものの150㎞/h前後のストレートは威力がある。そこに、昨年甲子園で優勝を果たしAAA選手権でもエースの活躍をみせた日大三の吉永健太朗投手が入学してくる。実力的には即エースとなれる投手だろう。それにプロも注目した広陵の丸子達也選手、智弁和歌山の強肩強打の捕手・道端俊輔が入学。エース・4番・正捕手の候補が一気に揃った。昨秋は2位と実力のあるチームだけに、再び早稲田の黄金時代を予感させる。

◆春季リーグ戦は?

戦力からいうと慶大に揃っているが昨秋5位に沈むなど不安定な面もある。エースのいる立大にも大きなチャンスとなりそうだ。大エースの抜けた明大は岡大海が、法大は三嶋一輝が、早大は有原航平がエースになれるかが鍵となりそう。慶大の状態次第では混戦となりそうだ。

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