神奈川大学リーグは、桐蔭横浜大が関東学院大に勝利し、2季連続13度目の優勝を決めた。3年生で4番捕手を務める吉田賢吾選手がMVPに輝いた。
渡部健人選手の後の4番
昨年秋に8本塁打を打ち、埼玉西武のドラフト1位指名を受けた渡部健人選手。今季、その選手の後の4番を打ったのが、3年生の吉田賢吾選手だった。
4番捕手として出場すると、リーグ戦では打率.380、9打点の活躍を見せる。「自分は健人さんみたいなホームランを打つ打者ではないので。後ろにつなぐイメージです」と話す。それでもこの日の関東学院大との優勝決定戦では4安打3打点を記録し、優勝に大きく貢献した。
今季は終盤にリード面に課題を見せ、斉藤監督は2試合だけ捕手から外し、一塁を守らせた。しかし、「打者の反応だったり、配球も学べた」と新たな発見をすると、再びマスクを被り、斉藤監督から「配球も攻め方も、投手の良さを引き出してくれた」と認められた。
安定した打撃と守備を見せる吉田捕手に、プロのスカウトも徐々に注目をしているという。大学野球選手権では、チームに勝利をもたらす活躍を期待したい。
次の舞台は6月7日に開幕する全日本大学野球選手権。初戦の相手は千葉県リーグを制した国際武道大に決まっている。視察したNPBスカウトの注目も高まりつつある3年生捕手の吉田賢が引っ張り、チーム初の春の大学日本一を目指す。
リーグ戦中には斉藤博久監督からリード面の甘さを指摘され、2試合、一塁を守った。「打者の反応だったり、配球も学べた」と違う角度から打者を見たことで、新たな発見もあった。斉藤監督は「(後半戦は)配球も攻め方も、投手の良さを引き出してくれた」と成長を認めた。
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