日大国際関係学部の１５２キロ右腕・杉田健投手「プロ１本と考えている中で」

日大国際関係学部の152キロ右腕・杉田健投手が今季初登板し、4回3安打無失点の好投を見せた。

スカウトの評価急上昇

杉田健投手は184cm84kgの右腕投手で、最速152キロの速球を投げる。日大三島出身で大学に進学すると、右肘を疲労骨折によって3年時までリーグ戦の登板はなかった。

今春に5試合に登板して1勝1敗の成績を残すと、夏のオープン戦で152キロを記録し一気に注目され始めた。そしてこの日の東海地区大学野球静岡リーグの常葉大静岡戦で今季初先発をすると、4回3安打無失点の投球を見せ、チームの開幕4連勝に貢献した。

「できるだけ守備の時間を短くして、リズムをつくることを心がけた」とストレートとスライダーを丁寧に投げ、打たせて取る投球を続けた。4回には1アウト2,3塁のピンチとなるが、ここでギアチェンジすると、力強いストレートで圧倒し失点を許さなかった。

杉田投手は進路について「プロ一本と考えている中で、この秋は最後のアピールの場」と話し、「みんなで優勝したい。1日でも長い秋にするために、自分が投げた試合は全部勝たせたい。それが出来ればアピールにもなる」と勝利を目標にする。

フォームのバランスもよく、力強い球を投げられる杉田投手、まだリーグ戦では見せていないようなポテンシャルの高さも感じさせており、プロのスカウトも最後まで注目を続けていく存在になりそうだ。