明治大の宗山塁選手が11球団が視察する中で、今季2号ホームランを放ちリーグ通算10号とした。この試合には11球団のスカウトが視察し、絶賛のコメントが相次ぐ。
「ぼれぼれする選手だよ」
明治大の宗山塁選手はこの日の慶大戦では、第2打席で大きな当たりを飛ばすもファウルとなり、「スイングが体から少し離れていた。アジャストの仕方を少し調整しました」と調整して臨んだ5回の第3打席、2アウト2,3塁のチャンスで、高めのチェンジアップを捉えて、今度はライトスタンドに飛び込むホームランとなった。
「3番を任されている以上、勝敗を左右する打席が必ずある。いいスイングの結果、長打になってくれたと思います」と話す。3点を奪って慶応大を突き放し、チームの勝利に大きな当たりだった。
この日は11球団のスカウトが視察をしたが、各球団すでに表現の仕方がないほど、絶賛の声が挙がっている。
広島・苑田スカウト顧問:「難しいコースだったが、自分のポイントに持っていくのが上手い。重心がしっかりしているから、当てにいくのではなく、しっかりと振れる。力強さが出てきた。体は柔らかいし。小さい体でもボールを運べる。引っ張っても力がグッと入る。ほれぼれする選手だよ。クジに当たった球団は10年、ショートに困らないだろう」
北海道日本ハム・栗山CBO:「もちろん見ることも大事だし、この前話した通り良いことは分かっているので、何かどこかにないかなと見ているけどなかなかないね。ホームランが目立ちましたが、そういうことよりも、さっきの犠牲フライを打つ前に、外野にフライを打たなきゃいけないのような前段階の準備のレベルの高さ。それができるから上手く見える。美しいのは準備ができているから。イレギュラーしても慌てないし、何試合見ても随所に見られますよね。こちらが見たいのはそういうところなので。レベルの高さは間違いない。誰が見てもそう思っているはずです」
横浜DeNA・八馬アマスカウトディレクター:「無駄な動きがなく目線のブレもない。トップが決まり軸がしっかり回るから、誤差が少ない。秋は振る力が強くなり、ケガの間で進化しているのはさすが。」
巨人・水野スカウト部長:「完璧なホームラン、プレッシャーもある中で結果を出しているのは、安定した実力があるということ」
プロでどのくらい活躍するだろうか、もう視点はそこに行っている。
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