大阪産業大・小出望那捕手に阪神統括スカウトなど2球団が視察、進路は「プロ一本」

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二塁送球1.84秒の強肩と、高校時に通算31本塁打を放っている強打が魅力の大阪産業大・小出望那捕手を、阪神の畑山統括スカウトが視察した。

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2人態勢

小出望那捕手は175cm85kgの捕手で、大産大付時代に高校通算31本塁打を放つ強打者として注目されていた。大学でも1年秋からリーグ戦に出場すると、二塁送球1.84秒の強肩が注目され、侍ジャパン大学代表候補強化合宿に2年冬と3年の6月に呼ばれていた。大学卒業後のプロ入りを目指しており、プロ球団側も強肩強打の捕手として注目している。

この日は巧みなリードと8回には好フィールディングを見せて大阪体育大を完封し1-0で勝利した。あd激では4打数ノーヒットに終わったものの、5回2死1、2塁の場面では強烈な打球が遊撃の正面を突いた。「日頃の行い悪いんかな。振れていて球の見え方も良く、感覚的には悪くないので次の試合までに調整してやっていきたい」と話した。

この日は2球団のスカウトが視察をし、プロ注目捕手を見守った。阪神は畑山統括スカウトが訪れ、2人態勢で視察をした。

小出選手は「プロ一本と決めた以上、春が勝負になる。重圧はあるけど、結果を出してアピールしていきたいです」と話し、今年1年間アピールを続け、ドラフト会議での指名を勝ち取ると話した。

今年の大学生捕手の候補は、昨年の侍ジャパン大学代表にも入り、強打が注目される明治大の小島大河捕手がいるが、小島選手に続く捕手として小出選手の名前が挙がる。他にも中央大の野呂田漸選手など高校時代から評価されている捕手もいるが、現時点で特に名前を聞くのは小島選手と小出選手の2人だ。

昨年のドラフト会議では大学日本代表でプレーした早稲田大の印出太一選手や、九産大の笹原愛斗捕手などがプロ志望をしたものの、大学生捕手は一人の指名されなかった。非常に厳しい枠になってきており、以前に比べて最近は打撃の評価も重視されるようになってきた。

小出選手は昨春は打率.313を記録したが、昨秋は.194に終わり、冬の代表候補強化合宿に呼ばれなかった。ホームランも1年秋から5季連続で放っているものの、それぞれ1本ずつとなっている。

まずは春のリーグ戦で打率3割と3本塁打くらい、そして6月の代表候補合宿に参加してアピールし代表でプレーをする。そして秋は春を更に上回る成績を残す形で、ドラフト会議前に高い評価を得て置く必要がある。この日の2球団や、1月には巨人のスカウトも視察をしており、注目されていることは間違いない。プロ入りを目指してあとはやるだけだ。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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