台湾で7月に開催される「ワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ」(7月11~15日)に出場する侍ジャパン大学日本代表の選考合宿2日目では、近大の最速154キロ右腕・宮原廉投手(4年=崇徳)が紅白戦に先発し、世代NO1右腕と評される青学大・鈴木泰成投手との投げ合った。代表候補の好打者7人を相手に、内野安打1本に抑えて無失点。鈴木投手と並ぶ153キロをマークし、代表入りへ力強くアピールした。ネット裏で視察した北海道日本ハム・山田正雄スカウト顧問も「真っすぐに魅力がある」と評価した。
世代NO1との投げ合いで、内野安打1本のみの好投
関西のドラフト1位候補右腕として注目される宮原廉投手は、紅白戦1試合目の先発として2イニングを投げた。打席には智弁和歌山出身でドラフト上位候補に挙がる青学大・渡部海捕手(4年)ら全国から集まった好打者が並んだが、宮原投手は1安打1三振無失点で2回を抑え込んだ。
武器のストレートはこの日最速153キロを計測した。「真っすぐはすごく良かった方かなと思います。手元で動かないように強い真っすぐっていうのを意識して、遠投とかで練習してきました」(日刊スポーツ)と、磨いてきた成果を発揮した。マウンドで対峙したのは、同じく153キロをマークした鈴木泰成投手だ。「世代NO1ピッチャーなので負けないような投球ができればいいなと思って投げました」(スポーツ報知)と、世代を代表する右腕との投げ合いに闘志を燃やした。
磨いた縦の変化に課題、「もっと三振取りたい」
課題も口にする。選考合宿に向け「縦の変化を磨きたい」とカーブとフォークを重点的に練習してきたが、「フォークはあまり良くなかったです。カーブは最後三振が取れたのが良かったですけれど、もっと三振を取りたかったです」(スポーツ報知)と苦笑いを浮かべた。最後の打者をカーブで三振に仕留めたものの、満足する内容ではなかった。
全国の好打者を相手に無失点で抑えながらも、「点を取られずに終われたんでそこは良かったんですけど。もっとレベルの高いことを言うと、フォークとかカーブで空振り取って三振取れたらよかったなと思います」(日刊スポーツ)と更に上の投球を見据えた。
日本ハム・山田スカウト顧問が直球を高評価、代表入りへ吉報待つ
ネット裏ではNPB12球団、MLB7球団のスカウトが視察。北海道日本ハムの山田正雄スカウト顧問は、宮原投手の直球に魅力を感じた様子だった。
北海道日本ハム・山田正雄スカウト顧問:「初めて見ますが、真っすぐは魅力があります。腕が後ろに入って遅れて出てくるので打者はタイミングが取りづらいはず」
ドラフト1位候補として堂々たる投球でアピールすることができた。
侍ジャパンへの憧れも強い。「小さいころから侍ジャパンのユニホームを見てきたので、着てみたいという気持ちはあります。先発としてこだわっていきたいと思います」(スポーツ報知)と意気込みを語った。これまで、こうした代表での経験は無く、「野球始めてこういう代表になったことがないので、初めてなれたらうれしいです」(日刊スポーツ)と日の丸への思いをのぞかせた。世代屈指の右腕が初めての日の丸に袖を通せるか、吉報を待つ。
【宮原 廉】 プロフィール
- 所属:近畿大学(4年)
- 出身:崇徳高
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:最速154キロを誇る本格派右腕。腕が後ろに入って遅れて出てくる独特の腕の振りから、打者がタイミングを取りづらい強い直球を投げ込む。侍ジャパン大学日本代表の選考合宿では紅白戦に先発し、世代NO1右腕と評される青学大・鈴木泰成投手との投げ合いで2回を1安打無失点に抑え、この日153キロをマークした。カーブやフォークといった縦の変化を磨いており、先発としてさらなる進化を目指す。










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