戦国東都は再び戦国へ

 東都大学リーグは国学院大が亜細亜大に勝利し6勝3敗として勝ち点で中央大、専修大に並んだ。亜細亜大は今季は3勝6敗、勝ち点1にとどまり、入れ替え戦出場の可能性もある。

戦国時代に

 2部リーグでも青山学院大、国士舘大、日大、東洋大など強豪がひしめく東都リーグは、戦国東都と呼ばれて久しいが、昨年春まで亜細亜大が6連覇、2009年春までは東洋大が5連覇など、1部の優勝チームは連覇すること少なくない。東洋大5連覇大場翔太投手、乾真大投手、藤岡貴裕投手など、亜細亜大は東浜巨投手、九里亜蓮投手、山崎康晃投手など、強力な投手陣が連覇の中心にいた。

 そして昨年秋、亜細亜大の連覇が止まった。止めたのはリーグ7勝を挙げた今永昇太投手の駒澤大だった。しかし一人の強大な投手で連覇できるリーグではなく、しかも今永投手の故障もあって駒澤大は現在、3勝6敗の勝ち点1となっている。亜細亜大もエースの系譜だった山崎康晃投手が抜け、次世代の投手が結果を残せずに3勝6敗で駒大と共に勝ち点1で並んでいる。

 逆に、中央大、国学院大は飛び抜けた選手がいなくても粘り強く勝利をつかみ、優勝争いを繰り広げる。ドラフト会議での派手さは、亜細亜大や駒澤大に負けるものの、国学院大の鳥山監督や、中央大・秋田監督の手腕は素晴らしいものがある。リーグで圧倒的な戦力を擁するチームがいない時には、上位に浮上してくる。

 

優勝は、入れ替え戦は?

 リーグ戦はあと2週となった。次週は中央大vs亜細亜大、専修大vs拓殖大のカードが組まれ、6勝2敗、勝ち点3同士で並ぶ中央大と専修大は優勝を、そして3勝6敗、勝ち点1の亜細亜大と2勝7敗、勝ち点1の拓殖大は1部リーグ残留をかけて戦う。

 そして最終週は国学院大vs駒澤大のカードが行われ、中央大と専修大の勝敗いかんで優勝の可能性が残る国学院大と、亜細亜大、拓殖大の勝敗いかんで6位の可能性がある駒澤大が戦う。

 駒澤大はエース・今永昇太投手がチームの入れ替え戦出場の危機を救うピッチングを見せるか、注目される。

2015年度-東都大学リーグのドラフト候補リスト

 

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