立教大はこの日、今年の練習を納めた。来年のドラフト候補、笠松悠哉選手と熊谷敬宥選手はそれぞれプロへの思いを明らかにした。
先輩3人がドラフト指名
笠松選手はプロ入りの決意を話した。「最上級生になるし、先輩たちのようにガツガツいかないと」と話した。
立教大は今年、田中和基選手(東北楽天ドラフト3位)、田村伊知郎投手(埼玉西武ドラフト6位)、沢田圭佑投手(オリックスドラフト8位)と3人がプロ入りした。それぞれがプロ入りに向けて自分の力をアピールし、見事にプロ入りを果たした。
笠松選手は大阪桐蔭で2年時にサードのレギュラーとなり、先輩の藤浪晋太郎投手や沢田投手、森友哉選手とともに活躍し、甲子園ではセンバツで2本塁打を放ち、甲子園春夏連覇に貢献した。大学では2年生の秋に4本塁打を記録したが、今年は春は1本塁打に打率.214、秋は0本塁打に打率.194と苦しんだ。「自分もがんばらないといけない」と話し、4年での目標はシーズン5本塁打とした。
サードを守り右のスラッガー候補でもある笠松選手は、プロも欲しいポジションの選手だと思う。高校時代の実績も十分でドラフト会議での指名の可能性は高いみられるが、さすがに今年の成績ではプロ側も指名を考えてしまうかもしれない。森選手などと同じ舞台に立つため、来年の春のリーグが勝負となる。
また熊谷選手は仙台育英時代から確実性の高い打撃と守備を見せてきた。大学では今年はセカンドのレギュラーとして春、秋を守り通したものの、打撃成績では春の打率.196、秋の打率.222と結果を残せていない。ただし50m5.9秒の足があり盗塁は春4つ、秋3つを決めており、遠投115mの強肩で「送球が1番自信があります。」と話す守備でもアピールしている。
熊谷選手は「プロを目指すかどうかは、来年の結果を見て決めたい」と話した。「首位打者争い、無失策、盗塁10個。それくらいやらないと優勝争いできない」と話し、打率と足でチームを優勝させ、それをアピールしてプロ入りを目指す。
2年秋に4本塁打を放った右の長距離砲は「シーズン5本」と、来春の目標を設定。一緒に甲子園で春夏連覇した藤浪(阪神)や沢田(オリックス8位)、森(西武)の名前を出し「ハートの強さを見習わないと。ガツガツ行こうと思う」と、積極打法への変身を誓った。
「自分もがんばらないといけない。最上級生になるし、先輩たちのようにガツガツいかないと」と話した。
50メートル走は5秒9で、遠投は115メートル。身体能力抜群の遊撃手だ。「送球が1番自信があります。プロを目指すかどうかは、来年の結果を見て決めたい」と言った。
田中(楽天3位)、田村(西武6位)、沢田(オリックス8位)ら投打の主力が抜けたが、来秋ドラフト候補の熊谷新主将と笠松は、目標とするプロ入りへ来春が勝負と明言。熊谷は「首位打者争い、無失策、盗塁10個。それくらいやらないと優勝争いできない」と意気込んだ
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