日本高野連が将来的な7イニング制の導入を議論

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日本高野連は将来的な7イニング制の導入について検討をしていることがわかった。

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日本以外では7イニング制も

高校野球連盟は小委員会で、甲子園大会だけでなく、地区予選、支部予選なども入れた高校野球全体の公式戦で7イニング制の導入を議論している。それに関連して、現在実施されている球数制限や、コールドゲーム規定についても合わせて議論を進めている。

高校生のカテゴリーでは、日本以外では7イニング制を実施している外国もあり、すでにU18W杯などの国際大会は7イニング制で行われている。

関係者は「すぐに結論がでるものではない。高野連内でも賛否両論がある」と話し、まずはメリット、デメリット、国際情勢などの観点から情報を集めている。

個人的には高校野球での7イニング制は、以前は反対だったが現在は賛成だ。高校野球では投手を複数育てることを求めながらも、ほぼすべての大会がトーナメント制で行われている現状から、やはり勝つためにはエースの投手が投げ続け、9回150球以上を投げる投手も少なくない。また、日程もだいぶ改善されてきたものの、中5日以内で投げなければならないケースも少なくない。特に野球部員数の少ないチームは投げられる投手が少なく、チーム力の格差が大きくなっているのではないかと思う。

攻撃面でいくと、7イニング制だとすべての打者が最低3回打席に立つということはできなくなる可能性がある。ただし、野球は夏のスポーツとして定着しているが、酷暑の中で2時間(のうち半分くらい)を守るのも厳しいと感じる。チーム力が弱い所だとさらに長い時間を炎天下の中で守りしなければならなくなる。高校野球の大会を春や秋に移すことができないのであれば、イニングを短くすることは一つの答えだろう。

また面白さの面でいくと、特に高校野球では9回の攻防で大きな動きがあることも少なくないが、7イニング制になればなったで、7回の攻防で大きく動くことになるのではないかと思う。

高校野球、7イニング制導入へ議論進める「高野連内でも賛否両論がある」 - 高校野球 : 日刊スポーツ
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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コメント

  1. 箱山(県大高崎)の評価が、候補一覧ではC+なのに、今日の記事ではA-。どう見たらいいのか・・・?

  2. 公立贔屓の人は7イニング制に賛成となるんだろうな