春季高校野球岡山県大会は準決勝が行われ、おかやま山陽が岡山学芸館を8-2で下し、10年ぶり4度目の優勝に王手をかけた。この日は中日のスカウトが2人態勢で訪れ、岡山学芸館のプロ注目スラッガー・池本優司外野手(3年)や、おかやま山陽の146キロ右腕・中島悠雅投手(3年)がなどを視察した。
中日スカウトが「コンタクト率」を絶賛、注目スラッガー・池本優司選手
池本優司選手はこの日、初回には高々と打ち上げる一邪飛、4回には右翼フェンス際まで運ぶ飛球を放つなど、凡退した打席でも非凡なパワーを見せつけた。そして3点リードを許して迎えた8回2死一、二塁の第4打席では、相手右腕が投じた高めの直球を力強く振り抜くと、打球は鋭いライナーで右翼線を破る適時二塁打となった。
池本選手は「(適時打は)何とか繋がないといけないと思い、どんな球でも対応しようと思っていた。相手の真っすぐが速いことは分かっていたし、その直球を打つための練習をやってきた。直球を打つことができて良かったです(スポーツニッポン)。」と振り返った。ネット裏で2人態勢で視察した中日のスカウト陣も、その資質に熱い視線を送った。
中日・野本スカウト:「コンタクト率が高く、体も大きい。楽しみな選手です。」
180センチ、75キロの体があり、50メートル走6秒1、遠投110メートルの高い身体能力を誇る走攻守三拍子揃った外野手。昨夏の甲子園では代打での1打席のみに終わった悔しさを糧に、「プロ志望届を出そうと考えています(スポーツニッポン)」と、次なるステージへの決意を口にしている。
おかやま山陽の「10番」が快投。中島悠雅、修正力で見せた146キロ右腕の矜持
一方、おかやま山陽は、最速146キロを誇る右腕・中島悠雅投手が立ちはだかった。先発マウンドに登板すると、最速143キロを計測した力強い直球を軸に岡山学芸館打線を翻弄。序盤は変化球が高めに浮く場面も見られたが、中盤以降は冷静なマウンド捌きで「0」を刻み続けた。7回1/3を投げて被安打5、2失点。エース番号は同学年の147キロ右腕・佐々木李夢投手に譲っているが、実力はまさに「もう一人のエース」だ。
中島投手は「変化球が高めに浮いていたが、試合途中に修正できたことは良かった(スポーツニッポン)。」と語り、自らの成長に手応えを滲ませた。背番号1の佐々木投手とは「普段は仲がいいけど、野球に関してはガチで勝負。佐々木はエースの投球をしてくれる(スポーツニッポン)」と語る通り、切磋琢磨し合うライバルの存在が、中島投手を県内屈指の右腕へと押し上げた。今後の進路については「プロ志望届は出したい(スポーツニッポン)」と、こちらもプロ志望を公言した。
岡山の主役を争う逸材たち。2026年ドラフトへのカウントダウン
岡山学芸館は敗退したものの池本選手の打撃は、夏の大会までにますます注目されるだろう。そしておかやま山陽の中島投手は、長いイニングを計算できる安定感を証明し、佐々木投手と肩を並べる所まで来ている。
今年も岡山の夏は熱そうだ。
【池本 優司】 プロフィール
- 氏名: 池本優司(いけもと・ゆうし)
- 所属: 岡山学芸館高校(3年)
- 出身: 岡山県倉敷市(岡山リトルシニア出身)
- ポジション: 外野手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 180cm、75kg
- 主な特徴や実績: 高校通算12本塁打を誇るプロ注目スラッガー。50m走6.1秒、遠投110mの高い身体能力を誇る。2026年春季岡山大会準決勝で適時二塁打を放ち、中日スカウトから「楽しみな選手」と評価された。進路はプロ志望。
【中島 悠雅】 プロフィール
- 氏名: 中島悠雅(なかしま・ゆま)
- 所属: おかやま山陽高校(3年)
- 出身: 岡山県倉敷市(児島ヤングウェーブ-岡山ドラゴンズ出身)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 172cm、70kg
- 主な特徴や実績: 自己最速146キロを誇る本格派右腕。背番号10ながら佐々木李夢投手と共に強力な「右腕二枚看板」を形成。2026年春季岡山大会準決勝で7回1/3を2失点の好投。高い制球力と修正能力が武器の2026年ドラフト候補。










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