【ドラフトコラム】松坂世代の選手達

  最近のドラフトで最も注目を集めた世代は松坂世代だろう。

1998年の春・夏の甲子園で横浜高校が連覇を果たした。エース松坂大輔、チームメイトの後藤武敏小池正晃らがライバル達を次々と倒していった。日大藤沢・館山昌平、東福岡・村田修一、鹿児島実・杉内俊哉、関大一・久保康友。そして対戦はできなかったものの打倒松坂を目指して、多くの選手が活躍した。

 2011年オフ、その松坂はレッドソックスに入団して5年目、あれだけ頑丈だった身体も、高校時代からの負担もあってか右肘の手術に踏み切り現在はリハビリを送っている。
 そのメジャーリーグに浜田高校出身で早稲田大卒の和田毅投手がFAで移籍する。1998年の夏に松坂と同じ舞台でベスト8まで勝ち進んでいた。その浜田高校を準決勝で破ったのは豊田大谷高校、4番には1998年のドラフトで横浜から1位指名された古木克明選手がいた。古木は2009年に戦力外となり、格闘化としても活躍したが今年再びトライアウトを受けてプロからの連絡を待っている。同じトライアウトには2002年ドラフトで阪神に自由枠で入団した杉山直久投手や、同じドラフトでオリックスに自由枠で入団した加藤大輔投手がいた。加藤大輔投手は東北楽天への入団が決まったが、杉山投手は声がかからず引退を考えているという。

 松坂のチームメイトだった後藤武敏は2002年のドラフトで西武に自由枠で入団していたが今年トレードで横浜に移籍した。また、小池正晃もFAで横浜の地に戻ってくる。そして横浜から出て行くのは 2002年に自由枠で入団した村田修一だ。FAで巨人に移籍することを表明した。また、2001年ドラフト3位で福岡ソフトバンク入りしていた杉内俊哉投手もFA宣言し、今日巨人と交渉した。

 高校からプロ入りした選手は13年目、社会人からなら10年目、大学からなら9年目。ここまでプレーできているのなら、プロ野球の世界では成功したといえるのかもしれない。東京ヤクルトでエースとなっている館山昌平投手や、阪神の藤川球児久保田智之久保康友投手 。中学校の時に江戸川南リーグでチームメイトだった北海道日本ハムの4番・小谷野栄一など、チームに欠かせない選手となっている選手もいれば、新しい環境にチャレンジする選手もいる。既に野球から離れている選手もいれば、野球をあきらめず再びチャレンジする選手もいる。

 松坂世代、誰が成功したかなんて言えない。でも今でも選手達は様々な姿で輝き続けているのだと思う。


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