明治神宮大会準決勝、大学の部、法大vs富士大の試合は、国際武道大戦でノーヒットノーランを達成した多和田投手が同点の6回から登板して9回まで1安打5奪三振で無失点に抑えると、法大も6回から登板した2番手の2年生・石田健大投手が2イニングで5奪三振の快投を見せ、8回からは横浜DeNAドラフト2位のエース・三嶋一輝投手が登板し、147kmの速球で2イニングをパーフェクトに抑える。
延長10回はタイブレークとなり多和田投手は2安打を浴びて2失点、対する三嶋投手は暴投で1点を失ったもののノーヒットに抑えて3-2で勝利、ここでも貫録を見せた。
三嶋投手は2回2/3をノーヒット4奪三振、多和田投手は4回2/3を3安打6奪三振、二人とも素晴らしいピッチングだった。
DeNAからドラフト2位指名を受けた法大・三嶋が無安打救援で31年ぶりの日本一へ王手をかけた。1―1の8回から3番手で登板し、打者8人から4三振。「監督さんからは後ろで行くと言われていたので、準備はできていた」と胸を張った。
タイブレークとなった延長10回に打線が準々決勝でノーヒットノーランを達成した多和田を攻略して2点を勝ち越すと、その裏1死満塁では自らの暴投で1点差とされたが、連続三振で締めた。3連投となる14日の決勝に向け「先発すると思うので全てを出し切りたい。日本一で大学生活を飾りたい」と自信をみなぎらせた。
うれしかった。建部が狙い通りのカーブを右前に運び、三塁走者を迎え入れた。
「楽しい気持ちで打席に入った。リーグ戦で速い投手はいたけど、(多和田の)真っすぐの伸びは見たことがない。前の打席でカーブを空振りしてるので、(カーブが)来たんでしょう」
一死満塁のタイブレークとなった延長十回表。準々決勝で無安打無得点を演じた富士大・多和田を粉砕した。
コメント