花咲徳栄の高橋昂也投手と投げ合ったのは、大曲工2年生の藤井黎來投手、181cm82kgの本格派右腕はこの日143キロを記録し8回で7つの三振を奪った。
実力高い秋田の高校
藤井投手は最速143キロを記録、序盤に細かく失点して5失点したが、外角低めに決まるストレートは力があり、フォークボールを織り交ぜて7つの三振を奪う力投に大物の予感を感じさせた。視察した横浜DeNAの吉田スカウト部長は「来年1年でどこまで伸びるか非常に楽しみ」と話した。
また9回には3年生エースの鈴木理公投手が登板し最速142キロを記録、レベルの高さを見せた。
秋田県は県全体で高校野球のレベルアップを図っており、中京大中京で甲子園優勝をした大藤敏行監督をアドバイザーとして招聘したりしている。その効果が表れ、昨年は秋田商がベスト8進出を決め、成田翔投手が千葉ロッテに指名された。
今年も秋田大会では決勝で投げ合った角館の小木田敦也投手が147キロを記録し、能代の大塚聖那投手が144キロ、大館鳳鳴の佐藤宏樹投手、明桜の岡田雅人投手も好投手として注目されている。
大曲工の藤井投手は来年の注目投手として成長を期待したい。
8回5失点も藤井143キロ7K デイリースポーツ紙面 2016/8/11
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