北海道日本ハム・栗山監督、大谷翔平選手が最優先、今週中に会いに行く

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 先日、大谷翔平選手本人との交渉を終えた北海道日本ハムだが、栗山監督の出馬はなかった。しかし、栗山監督は大谷選手との交渉について、「近いうち。できれば、1週間以内に行きたい。今、来てくださいでも、全然OK」と話し、できれば早いうちに面会したい思いを話した。

 大谷選手との交渉は都合により土日での交渉が続いている。今週となると24日は優勝パレード、25日にも予定があるというが、「何があっても行く。優勝パレードは楽しみにしてたけど…。一番大事なのはこっち。重要度が違う」と話し、予定を変更して優先させる。

 しかし、2回の交渉で一通りの説明を終えて、大谷投手も交渉の席に着くことで指名してくれた事の礼に応えた。金額的な条件の話を出しているかどうかはわからないが、もう既に、あとは大谷投手の判断待ちという状況になっている雰囲気もする。もし栗山監督が会いたいならば北海道日本ハム側から打診しなければ、このまま本人が決断してしまう可能性がある。

 大谷投手側が「栗山監督の話を聴きたい」と呼ぶことは無いだろうし、栗山監督をわざわざ呼んで話を聞いた後では断りにくくなってしまうから、なおさらだ。会いたいならば栗山監督が予定を空けて行かないと、直接説得する機会を逃してしまう。

 

 大谷サイドは父・徹さんの仕事の都合から交渉日は週末を希望しているが、今週土曜の24日は札幌で優勝パレードが予定されている。昨年12月、就任直後の栗山監督はファン感謝祭で「北海道はこの時期雪が降るが、来年は優勝パレードをして色とりどりな紙吹雪で北の大地を染めたい」と語った。しかし「何があっても行くよ。パレードは楽しみにしていたけれど、選手がいればいい。一番大事なのはこっち(大谷)だから」と決意をにじませた。25日もスケジュールは埋まっているが、あくまでも交渉を最優先する。

 

 それだけ現状が厳しいことは分かっている。17日の交渉では、球団は投手と野手の「二刀流プラン」も提示したが、大谷が質問することはなかった。「本当にダメなら長引かせるのは失礼」と複雑な表情を見せながらも、「チャンスがあるなら何度でも何時間でも行く。どうしても引きたくない」と語気を強めた。 

 説得にあたり、知将らしいデータや資料は、あえて用意しない。「自分の魂を持っていく。裸でぶつかる。何度でも、何時間でも、泊まってもいい」とまくし立てた。

 

 「本当にダメなら、次のステップにいかないといけない。自信という言葉は頭にも浮かんでいない」と厳しい現状は認識。それでも、「どうしても引きたくない。絶対、一緒にやるという思いしかない」。この恋はあきらめたくない。 

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