巨人のドラフト1位候補に立命大・桜井俊貴投手と青学大・吉田正尚選手が急浮上した。
先月のスカウト会議では名前が挙がらず
スカウト会議の終了後に巨人の山下スカウト部長は、ドラフト1位指名候補7人の名前を明らかにしたが、最初に出てきたのが桜井俊貴投手だった。「秋のリーグ戦が良かった。ボールのキレとコントロール、安定している」と評価した。
桜井俊貴投手は181cm82kgの右腕で、立命大では1年生の秋にリーグ戦デビューすると4勝0敗、防御率0.50はリーグ1位の活躍を見せた。3年春には6勝0敗、11試合に登板するなどタフな投球を見せていた。その後はさすがに疲労が残り3年秋は2勝2敗だったが、今年春は5勝1敗を記録した。そしてこの秋も6勝0敗、防御率1.14はリーグ3位、自己最速の150キロを記録するなどさらに成長した投球を見せていた。
秋のリーグ戦を見た山下スカウト部長は「直球のキレ、制球もいい。何より大事な時に力を発揮できるということはいいものを持っている」と話し、「これなら上位候補」としていた。
即戦力投手では大商大・岡田明丈投手、富士大・多和田真三郎投手も今回のスカウト会議で急浮上したが、他球団がドラフト1位としては候補に挙げていない桜井投手が急浮上した。
野手では青山学院大の吉田正尚選手も急浮上、ホームランを打てる選手としてNO.1と評価したとみられる。前回のスカウト会議から名前の挙がっている高山俊選手はリードオフマンタイプでもあり、主軸を必要とするか1番バッターを必要とするかの選択しとして残しているものとみられる。
Aランクが多い
山下スカウト部長は「今年はA評価がそろっている。いい選手が外れでも残っている確率が高い」と話し、ドラフト1位の入札は競合覚悟で行けるという事を話している。「他球団を含めて焦ることはない。しっかりとシミュレーションして」と情報を集めたうえで1位指名選手を決める。
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