埼玉西武の2010年ドラフト戦線と2011年ドラフトの展望

藤岡貴裕, 高橋周平, 大石達也, 市丸大介

リーグ2位となったもののクライマックスシリーズでは千葉ロッテに破れ、日本一の挑戦ができなかった埼玉西武ライオンズの、2010年ドラフトと2011年のチーム状況を予想しドラフトを展望を書きたいと思います。

2010年シーズン

2009年は全年度優勝でのぞみ、4番中村が48本でホームラン王を獲得、また投手でも先発の岸と涌井で貯金18を稼ぎながらも70勝70敗で4位に沈み、エースや4番がいても抑えや下位を打つ打者の層が薄くまだまだ万全のチーム状態でないことを示したシーズンだった。その様な状況で2009年のドラフト会議ではドラフトの目玉である花巻東・菊池雄星を6球団競合の末獲得した。2位以降では美沢内野手のほか岩尾、松下、岡本など中継ぎの即戦力投手を獲得したほか、シコースキーを獲得してリリーフ陣を強化し、2010年シーズンに望んだ。

2010年のシーズン序盤は投手陣がガッチリかみ合う。涌井、岸、石井一、帆足が勝ち星を上げると、中村が不調だったものの、片岡、栗山、中島が安定して新外国人のブラウンも打点を重ね貯金を重ねていった。しかし6月に中村がヒジ痛で離脱すると、岸も離脱、ブラウンのあたりもとまり7月に一気に失速する。しかし埼玉西武の底力かこの状態でも8月9月を貯金4をあげて2位でフィニッシュした。

クライマックスシリーズでは涌井と復活した岸の先発で臨み役割を果たしたが中継ぎ、抑えの差で千葉ロッテに2連敗してシーズンが終わる。

中村、岸の離脱は大きかったものの涌井、中島の軸に片岡、栗山の若いリードオフマンは強力で、特に若手野手では内野手の浅村や外野手の斉藤が1軍のレギュラーを脅かす存在にまで成長してきた。中島のメジャー移籍の噂もあったが、それでもチームが大きく戦力ダウンしそうにないのが西武の選手層の厚さだろう。ただし中島、中村、浅村、片岡は右打者で左打者が少ないのは補強のポイントである。

クライマックスシリーズで目立った中継ぎ抑えだが、藤田、長田、シコースキーも決して悪くない成績を残している。しかし涌井、岸の若き万全な先発陣に比べると、若干物足りなさも感じさせる。また涌井、岸の下の世代でも期待の2006年ドラフト1位の木村が伸び悩み、2009年ドラフト1位の雄星もシーズン中にコーチとトラブルになるなど気になる点が出始めている。特に左は石井、帆足の次世代の投手として高校生左腕を集めているが、即戦力左腕も加えて競争させたい。投手で次世代の先発投手、左腕投手と中継ぎ抑えの投手がドラフトの補強ポイントとなっていった。

2010年ドラフト戦線

シーズン前は早稲田大・大石達也、立正大・南昌輝、中大・沢村拓一などに注目し、春までは東海大・伊志嶺翔大などに高い評価をしていたが、雄星が成長に少し時間がかかりそうということでか、夏ごろからは佛教大・大野雄大、東京ガス・榎田大樹、八戸大・塩見貴洋の名前が挙がり始めた。結局ドラフト直前では、大石達也、大野雄大、榎田大樹をリストアップ、抽選の可能性が高いというコメントからも1位指名は大石達也、抽選で外した場合は大野雄大か榎田大樹ということだっただろう。また他には前橋商業の後藤駿太、日通のアンダースロー・牧田和久、立正大・南昌輝などをリストアップしていたものと見られる。

2010年ドラフト会議

  • 高橋周平選手なども高く評価しているようで、こちらも欲しい選手だろう。


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