東京ヤクルトドラフト2位・星知弥投手が149キロで2回無失点

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明治神宮外苑創建90年記念奉納試合が行われ、東京六大学選抜が東京ヤクルトと対戦した。中日ドラフト1位の明大・柳裕也投手や広島ドラフト1位の慶大・加藤拓也投手が失点する中、東京ヤクルトからドラフト2位で指名された星知弥投手が唯一無失点投球を見せた。

山田哲人選手から三振

東京ヤクルトはペナントレースで戦った1軍のレギュラー陣が打席に連なり、ガチの戦力だった。山田哲人選手や川端慎吾選手などが並ぶ打線に、中日ドラフト1位の明大・柳裕也投手や広島ドラフト1位の慶大・加藤拓也投手などが次々と失点をする中で、先発した星知弥投手だけが2回無失点と結果を残した。

初回、1アウトから内野安打でランナーを許すものの、川端選手の一二塁間の打球を明治大の吉田大成選手が追いつき難しい体制からセカンドへ送球、ショートの日本ハムドラフト2位・石井一成選手も素早くファーストへ転送し、プロ顔負けの併殺プレーを見せた。

そして2回、先頭打者はヤクルトの4番で球界を代表するバッター・山田哲人選手を迎える。星投手は140キロ後半の速球を5球続け、最後は148キロの速球で空振り三振を奪った。鵜久森選手、西田選手も打ち取り2回1安打2奪三振無失点の堂々の投球だった。

来年から同じチームメイトになるという事もあり、ヤクルト打線が手を抜いたのではないかという声も出るとは思うが、ドラフトで指名された5投手の中で、140キロ中盤から後半の強い速球を投げられていたのは星投手だけだったと思う。

MVPは星君

対戦した山田選手は、「何球か力んでひっかかっていたが、それ以外は力強い球で、力強いボールでプロでも通用すると思います。ああいうボールをシーズンでも投げることができれば、絶対に活躍できると思いますし、期待したいですね」と話した。またヤクルトの真中監督もMVPについて聞かれると、「星君ですね」と話し、「最初からローテに入るくらい頑張ってほしい」と期待を膨らませていた。

宇都宮工時代に150キロを記録して注目されながら、明治大では3年まで未勝利、4年生でようやく勝利を挙げるも通算成績は4勝5敗に終わった。しかし4年になっての成長カーブは昨年の広島ドラフト1位の岡田明丈投手のように、プロ1年目でも成長をして1軍で好投をみせそうな雰囲気がある。

この日の投球は大きな自信につながることは間違いない。

明治神宮外苑創建90年記念奉納試合、東京六大学選抜メンバー

ヤクルトの“先輩”の胸を借りて、星は思い切り右腕を振った。2回先頭の山田に全5球の直球勝負。「日本を代表する選手。雰囲気に負けないように気持ちを前面に出した」。真ん中148キロにバットは空を切った。「真っすぐで三振を取れて、自信になった」と胸を張った。

山田にとっては1カ月以上も実戦から遠ざかり、感覚のずれはあっただろう。それでも「何球か力んでひっかかっていたが、それ以外は力強い球で、プロで通用する真っすぐだと思う」と太鼓判を押した。

ヤクルトOBで米大リーグ、アストロズへの移籍が決まったばかりの青木が始球式とテレビ解説のため神宮を訪れ、星をチェック。「間違いなく即戦力。山田から三振を取れるのはすごい」と絶賛し、「1年目からどんどんやってほしい。必ず結果が出ると思うから、自分を信じて頑張って」と背中を押した。

2回先頭、来季からチームメートになる右腕と対戦。全球直球勝負を挑まれ、最後は148キロで空振り三振に倒れた。「力強いボールでプロでも通用すると思います。ああいうボールをシーズンでも投げることができれば、絶対に活躍できると思いますし、期待したいですね」と賛辞の言葉を並べた。

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