明大・関谷亮太投手が6回無安打で降板、岡大海選手の2ランホームランに阪神、北海道日本ハムが上位評価

明大, 岡大海, 関谷亮太

 大学野球選手権4日目、明治大が富士大を圧倒した。

 先発は関谷亮太投手、140km/h前半だが球威のあるストレートが外角低めに決まった。今大会は審判団のストライクゾーンが広く面白いように三振を奪ってゆき、5回から6回にかけて5者連続奪三振を記録した。6回を投げて1四球のみのノーヒットノーランピッチング、三振は12個を数えた。しかし、点差が開き7回でコールドの可能性があり、他の投手にも経験をさせたいという事を善波監督に伝えられ、ノーヒットで降板した。

 関谷投手は2年生までは活躍が無かったものの、3年生春にリーグ戦3勝3敗ながら防御率1.73を記録すると、秋は2勝0敗、防御率1.53を記録した。しかし完投は少なく、リリーフを仰いで勝つという試合を作る投手だった。

 今春は敗れたものの立教大戦で延長10回までを一人で投げると2完封を記録、山崎福也投手と2枚看板を務め3勝1敗の成績を残した。4年生になり責任感からの成長といえるだろう。これだけの投手なのでプロも注目するが、関谷選手はトヨタ自動車入りを決めている。社会人でストレートに磨きをかけて、外角低めへのコントロールとチェンジアップをより際立ったものにする事ができれば、ドラフト1位でのプロ入りとなりそうだ。

 またドラフト上位候補として注目されている岡大海選手はこの日は6回にレフトスタンドに2ランホームランを放つなど4打数2安打と活躍を見せた。この結果に視察した北海道日本ハムの大渕スカウトディレクターは「上位じゃなきゃ取れない選手」と話すと、阪神の平塚スカウトも「スイングが良くなっている」と評価した。

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 ずばぬけたパワーをあらためて示す一発だ。6点を挙げた六回の猛攻を締めたのは岡大。2死一塁で、初球の甘い直球を左翼席に運んだ。

 昨秋の神宮大会でノーヒットノーランを記録した富士大・多和田を打ち砕いた。「直球でどんどん押してきた。自信のあるボールを打てたのはよかった」。最速152キロの“二刀流”右腕でもあるだけに、投手心理を読んだ点も光った。

 身体能力は折り紙つき。「上位じゃなきゃ取れない選手」と日本ハム・大渕スカウトディレクター。阪神の平塚スカウトも「スイングがよくなっている」と評価した。

 コンパクトな打撃を意識するチームでただ1人、長くバットを持つことを許されている。「それだけ責任を持ってできている部分はある。ホームランはうれしいけど、ここぞで打てる4番になりたい」。喜びは控えめに、準決勝へ気を引き締めた。

 関谷は初回のマウンドにすべてを懸けていた。先頭打者はオール直球で3球三振。3番・外崎(とのさき)にはフルカウントからスライダーで空振り三振。納得の表情でベンチへ走った。

 「トーナメントなので(試合の)入りで勢いをつけないといけないと思った」

 初回にこだわったのには理由がある。リーグ優勝を決めた5月28日の法大戦で先発マウンドを託されながら、初回に3四死球を与え1失点。「自分で苦しくしてしまった」と自責の念があった。試合前のブルペンでは普段なら30球以上を投じるが、この日はわずか10球で切り上げた。集中力を研ぎ澄ました。

 6回まで許した走者は4番・山川への四球だけ。18人の打者から12三振を奪った。ノーヒットノーランの期待がかかっていたが7点差の7回はコールド勝ちが濃厚となり、上原、今岡にマウンドを譲った。後輩2投手も無安打で投げきり3人継投でノーヒットノーランを達成した。


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