富士大、多和田真三郎投手が先発も7失点、ランナーは山川穂高選手の1四球のみ

山川穂高, 富士大, 多和田真三郎

 大学野球選手権4日目、富士大はプロ注目の投手とスラッガーが明治大に完敗した。

 先発は昨年の明治神宮大会でノーヒットノーランを達成した多和田真三郎投手で5回までは大きくシュートするチェンジアップなどで1失点に抑えたものの、6回に一挙6失点、今春のリーグ戦でも1イニングに大量失点する場面があり調子が上がっていなかったが、同じようになってしまった。

 6月1日の優勝決定戦などに登板し体に張りがある状態で昨日までは登板できない状態だったという。しかしこの日の朝に張りが軽くなった事から先発が決まり、相性の良い神宮球場での登板となった。多和田投手は「若干ハリがあるけど問題ない。今日の試合に関しては全然問題なかった」と話し、「力負けです。でも変に抑えるよりも打たれて分かったことがある。次につながると思います」と成長を誓った。非常にレベルの高い2015年の大学生のドラフト候補の中で、筆頭格として名前が挙がる投手だ。更なる成長を期待したい。

 また打線は明大の投手陣にノーヒットに抑えられた。4番サードで出場した山川穂高選手は四球を選び、チーム唯一のランナーとして出塁したがノーヒット、「完全にレベルが違った。今までにやったことがない投手だった」と率直に力不足を認めた。

 大学屈指のスラッガーである事は変わりない。これから日米大学野球選手権などで打撃のアピールしたい。

 鮮烈なノーヒットノーランでの全国デビューから約7か月。その時以来の神宮で、多和田が屈辱にまみれた。

 明大打線を5回まで1失点に抑えていたが、6回に力尽きた。プロ注目の岡大海(4年)に左越え2ランを浴びるなど被安打12の7失点KO。「(明大は)振りが鋭かったです。こんなに打たれたのは記憶にない」とうなだれた。

 本調子から程遠かった。リーグ戦でフル回転。1敗すれば優勝が消える八戸学院大戦で連続完投(5月25、26日)し、プレーオフ(今月1日)でも3イニングを投げた。その影響からか、右肩の裏にハリを訴えていた。今大会2試合は登板機会はなく、ぶっつけ本番だった。

 それでもエースは「若干ハリがあるけど問題ない。今日の試合に関しては全然問題なかった」と言い訳しなかった。青木久典監督(40)は「今朝(先発を)決めました。今までは投げられる状態ではなかったけど、昨日のブルペンで投げてハリがなかったので判断しました」とエースに託した苦渋の決断を明かした。

 打線も明大先発の関谷亮太(4年)ら3投手の継投の前に1本のヒットも打てず、13三振を喫した。プロ注目スラッガーの山川穂高(4年)=中部商=が1四球を選んだだけで打者21人の完敗。山川は「完全にレベルが違った。今までにやったことがない投手だった」と脱帽した。


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