東京ヤクルト、FA移籍相川選手の人的保障に、2013年ドラフト4位の奥村展征選手

奥村展征

 東京ヤクルトがFAで移籍した相川亮捕手の人的保障として、2013年にドラフト4位で指名された奥村展征選手を獲得する方針のようだ。将来有望な遊撃手候補を獲得できそうで、ドラフト会議の指名にも影響を与えそうだ。

日大山形で甲子園ベスト4

 奥村展征選手は日大山形時代に甲子園でベスト4に勝ち進んだチームの主将で、遊撃手で4番として初戦の日大三戦で初打席ホームランを放つなど活躍を見せた。また侍ジャパン18U代表としてセカンドを守り、世界準優勝に貢献した。

 高い守備センスと打撃センス、それに投手としても135km/hを投げる強肩もあり、2013年のドラフトで巨人からドラフト4位で指名され入団している。

 

遊撃手候補

 東京ヤクルトは相川捕手のFA移籍による人的保障という事もあり、代わりとなる捕手や手薄な投手陣の獲得の可能性が高いとみられていた。巨人側もそれを考えてプロテクトに投手陣を多く入れた半面、奥村展征選手といった2年目の若手有望株がプロテクトから外されていたようだ。

 しかし東京ヤクルトはFAで成瀬投手を獲得し、外国人投手やドラフトで投手陣を増やした事、また小川泰弘投手や杉浦稔大投手など頭数は少なくない事からも、もうひとつの補強ポイントである遊撃手に狙いを定めた。大引選手をFAで獲得し、一昨年のドラフト2位でも西浦直亨選手を獲得しているが、さらに層を厚くして競争を促す。

 奥村選手は1年目の昨年はファームで86試合に出場してレギュラー扱いとなっていた。打率.212、2本塁打20打点と記録はまだまだだが、守備に関しては高い評価をされている。

 山田哲人選手、奥村展征選手の若い二遊間は、東京ヤクルトの看板になる可能性もある。

 

ドラフトに影響も

 2年目の若い奥村選手を獲得した事は、ドラフトで即戦力内野手を獲得したと同じ効果となりそうで、今年のドラフト会議では手薄な先発投手、またはもうひとつのポジションの穴であるセンターの獲得に全力を注げそうで、明大・高山俊選手や県岐阜商・高橋純平投手など投手、外野手を中心に指名する事になりそうだ。

 今年のオフでは外国人選手も含めて非常にスムーズに補強を進めた東京ヤクルト、将来においても着々と補強が進んでいる。

2013年ドラフト会議/指名選手一覧 | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page

 

 奥村は2014年、日大山形高からドラフト4位で巨人に入団。昨季は1軍出場機会こそなかったものの、イースタン・リーグで86試合に出場し、打率・212、2本塁打、20打点。高卒新人ながら283打席に立つなど、将来を見据えて育成されてきた。広角に打ち分ける技術を持ちあわせた左打者で、二塁だけでなく遊撃も守れる。

 この日、神宮クラブハウスで真中監督、小川淳司シニアディレクター(SD)、松井優典編成部長らが最終会議。真中監督は「一切話せません」と口を閉ざしたが、球団幹部によると「5人くらい候補がいて、お金(金銭補償)も候補。その中から話し合った」と言う。最終的に指揮官とフロントが奥村を獲得することで一致。会議後は衣笠剛球団社長兼オーナー代行の了承も取り付けた。


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