高校野球神奈川大会では神奈川の大砲が火を噴いた。
東海大相模の大型内野手・遠藤裕也選手はここまで2試合で6打数ノーヒットと苦しんでいたが、この日の3打席目でようやくレフト前ヒットを放つと、力が抜けたのか第4打席でレフトスタンドに高校通算45号となるホームランを放った。
1年時から注目された185cmの大型内野手、この日は広島、北海道日本ハムなど3球団のスカウトが視察に訪れるなどプロも注目している。守備でもこの日はセカンドを守るなど、セカンド、ショートを守れ、打席も1番に座るなど足もあるリードオフマンとしても活躍できる。
もっと評価が上がってもおかしくない選手だと思う。
またこの日は2年生の佐藤雄偉知投手が先発すると、5回を3四死球も7奪三振でノーヒットノーランを達成した。四球が多かった事を反省したが、190cmから144km/hの速球を投げる投手は来年の注目候補となっていきそうだ。こちらも楽しみな選手。
滞空時間の長いアーチだった。左翼席にボールが入ったのを確認し、東海大相模・遠藤は表情をほとんど変えずにダイヤモンドを一周した。日本ハム、広島など3球団のスカウトが熱視線を送ったプロ注目の主砲が、コールド弾で試合に終止符を打った。
初戦から2試合、6打席ノーヒット。門馬敬治監督(43)も「ちょっと強引になっていた」と心配していた。この日の3打席目で、ようやく左前へ今大会初安打。「調子は悪くなかったので、この安打がきっかけとなる気がした」という予感通りに、次の打席でボールをスタンドに運んだ。
主将として責任感は人一倍ある。この試合でも「緊張しているように見える選手が多かった」とネクストバッターズサークルまで度々駆け寄り、チームメートにアドバイス。打席以外での存在感も魅力の一つだ。
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