星稜・岩下大輝投手が146km/h記録、決勝打も

星稜高, 岩下大輝

 星稜vs静岡の試合は、星稜のプロ注目投手、岩下大輝選手が初回に2失点するなど序盤に3失点する立ち上がりとなった。

自己最速146km/h記録

 岩下投手は序盤の制球が定まらず、ストレートが大きく外れるなど3回までに3つの暴投を記録し、3失点の立ち上がりとなった。それでも時折見せるストレートは打者のインコースに140km/h中盤を記録し、自己最速の146km/hを記録した。

 その後はスライダーとストレートの制球が落ち着き、4回以降は6イニングを2安打1失点に抑え、9回には三者三振で締めるなど好投を見せた。結局、9回149球を投げて7安打7奪三振5四死球だった。

 岩下選手の甲子園と言えば、昨年の夏に6回まで1失点も7回に一挙8失点、6回2/3で12安打を浴びる苦い経験をしている。その印象を払しょくする意地の完投だった。

 

決勝打も記録

 7回に4-4の同点で1アウト2塁の場面で岩下選手に打席が回る。石川大会決勝の9回裏の大逆転でも特大ホームランを放っているように、長打力でもプロが注目をしている。しかし打撃に粗さもあり7番を打つ。

 その7番にチャンスが回ると、右中間に2ベースヒットを放ち決勝点となった。

 プロの評価としても素質型の評価となるだろう。まだプロへのアピールというよりは昨年の雪辱と甲子園での優勝が目標だったが、こちらもこれからは投打に自分のプレーを見せてゆきたい。

 この日初めてリードを奪った9回は、プロ注目右腕・岩下が同決勝と同じく3者連続三振で締めた。自己最速を更新する146キロをマークしたが、3回までに3暴投。最後の最後に実力発揮の149球4失点完投だった。

 この日の主役はエース・岩下だった。初回に自己最速を1キロ更新する146キロをマークしたが、7回までに4失点。それでも、チームがテーマに掲げる「必笑(ひっしょう)」の思いを全員が忘れてはいなかった。「どんな時でも笑顔で野球をしよう」という意味を込めて、みんなで考えた言葉だ。岩下は「リードされる展開は、県大会決勝で味わっているので」と言い、初回に適時二塁打を放った福重も「(2点差は)県大会の半分以下。ベンチでも笑っていました」と振り返る余裕があった。


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