センバツに出場する大阪桐蔭の4番候補も、練習試合で今季初ホームランを放ち、ようやくエンジンがかかってきた。
8番降格も
青柳昴樹選手は183cmの大阪桐蔭のスラッガーで、鋭い打球と長打力にプロも注目している。昨年秋の新チームから4番を打ち、今年の練習試合解禁初戦の桜宮戦では4安打も記録したのだが、西谷監督は「自分の形になっていない」と打順を降格させていた。
この日の中部大第一と練習試合では8番で出場すると、4打席目にレフトスタンドに今季初ホームランを放った。西谷監督は「甲子園では第1打席から相手投手の球をとらえなければいけない」と話しており、この日も青柳選手はホームランを放ったとはいえ3打席目までは凡退に終わっており、「エンジンがかかるのが遅い」と監督から言われたという。
昨年のセンバツでは横浜高校の高濱祐仁選手(2014年北海道日本ハムドラフト7位)が、同じく注目スラッガーとして期待されていたが、練習試合でホームランが出ずに不調のまま大会を迎え、横浜高校は初戦で敗退している。まだ監督の期待にこたえられていないが、センバツ出場選手の中で屈指のスラッガーとして注目されている青柳選手、まずは1号が出た事でホッとしただろう。
センバツで活躍を見せてプロからの注目を引きつけておきたい。
8番に降格した大阪桐蔭の「元4番」が意地の一発だ。3打数無安打で迎えた8回に青柳が初球のスライダーを強振し、左翼席へ放り込んだ。
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