高校野球愛知大会、愛工大名電の145km/h左腕・福本裕亮投手は先発するも、本来のピッチングは見せられずに7回に逆転を許し、甲子園に姿を見せることはできなかった。
投打に注目選手も
愛工大名電は福本裕亮投手が145km/hを投げる182cmの大型左腕投手として、プロのスカウトからも素質を高く評価され、また1番を打つ毛利元哉選手も高校通算38本塁打を記録するなど、打撃センスと長打力をプロに評価されている。
しかしこの日は福本投手は疲れもあってか初回から失点するなど調子は良くなかった。それでも2回に伊藤寛士選手にホームランを浴びて1失点するも6回まで2失点に抑え、3-2でリードしながら終盤に入る。そして7回、ランナーを2塁に背負いながらも2アウトまで取ったが、伊藤選手にタイムリーを浴びて同点、続く打者にもタイムリーを浴びて逆転を許した。
福本投手は8回を投げて10安打を許し5奪三振4四死球で4失点、調子は良くなかったものの最後までマウンドでその姿を見せた。
また毛利選手はこの日は4打数ノーヒット2三振、中京大中京の上野翔太郎投手に抑えられ、チャンスを作る事ができなかった。4番の西脇雅弥選手が準々決勝、準決勝に続き、この日も初回に3ランホームランを放って3試合連続本塁打を記録したものの、それ以降点が奪えなかった。
進路についての情報はまだ無いが、福本投手や毛利選手には中日のスカウトが常に注目し、オリックスなど他球団も視察を続けている。甲子園でそのプレーが見られないのは残念だが、今後、どこに進んだとしてもその姿を見ることができるだろう。まずは進路の決断が注目される。
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