平沢大河選手が3安打、森下暢仁投手も4回1失点好投

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 侍ジャパンU18代表と近大1,2年との練習試合では、2番遊撃手で出場した平沢大河選手が3安打を記録、また先発した森下暢仁投手も4回3安打1失点と好投した。

木製バットで一番の振り

 平沢大河選手はこの日2番遊撃手で出場すると、鋭いスイングで初回に近大1年・伊波友和投手からライト戦に3ベースヒット、3回にも右中間にタイムリー2ベース、5回には左腕の近大1年生・横山竜也投手からレフト前にヒットを放ち、3安打を記録した。

 木製バットでの対応について「強く振ることを意識している」と話した平沢選手、当てるだけでなく振り切る打撃を甲子園で見せ、打率こそ高くなかったものの3本塁打を記録している。振り切る打撃を常に続けてきたことが、木製バットで生きた形となった。

 この打撃に中日の米村スカウトは「1位もある。獲れれば10年は遊撃手がいらない。」と絶賛、阪神の熊野スカウトも「一番対応していた。もう少し内から伸ばすイメージならもっと打てるだろう」と評価した。

 

145キロ記録

 またこの日先発を任された森下暢仁投手は、初回に緊張がありぎこちないフォームで連打を許して1失点したものの、その後は硬さもとれ、最速145キロを記録すした速球をインコースに投げて空振りを奪うなど、4回をなげて3安打1失点、3者連続を含む5三振を奪って力を見せた。

 森下投手は「直球に伸びがでた。大会では任されたところでベストを尽くす」と話した。森下投手は故障もなく、甲子園出場組に比べると疲労も少ない。今一番状態が良い投手だとみられ、U18ワールドカップでは先発して序盤の大切な試合で先発を任されそうだ。

 

オコエ選手は1安打、清宮選手は3三振

 関東第一のオコエ瑠偉選手はこの日は1番センターで出場し4打数1安打、しかし3回にチャンスでピッチャー返しの打球がセンターに抜けて先制タイムリーヒットを放ち、続く平沢選手の2ベースでファーストから一気にホームに還り、相変わらずの走塁の速さと、チャンスに強い打撃を見せた。

 また5番指名打者に入った清宮幸太郎選手は4打数ノーヒット、3つの三振だった。甲子園で三振は5試合でわずか1つしかしておらず、西東京大会でも6試合で3つしかしていなかった。疲労もあり木製バットへの対応もありと、なかなか大変だが、本番に入れば結果を出すだろう。

 投手では7回から3番手で登板した花巻東の高橋樹也投手が3回を2安打無失点と甲子園と変わらずの安定したピッチングを見せた。

野手成績

  
(中)オコエ瑠偉411
(遊)平沢大河531
(一)勝俣翔貴300
打三津田翔希100
(右)豊田寛420
(指)清宮幸太郎400
(捕)堀内謙伍310
郡司裕也000
(三)一篠原諒310
(二)杉崎成輝400
(左)船曳海410

投手成績

 
森下暢仁41431
高橋純平21132
高橋樹也31220

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初回は、昨春のセンバツに美里工のエースとして出場した右腕伊波から右翼フェンス直撃の三塁打。三回にオコエの適時打で同点とした直後、無死一塁から右中間へ適時二塁打、五回2死では左腕横山から左前打と好調をアピールした。

オコエは四球で出塁した初回に二盗に失敗したが、3回無死二塁では同点の中前適時打。盗塁死については「スタートが遅れたわけじゃない。大学生のレベルが高かった」と振り返った。平沢は「しっかり振れた」と第1打席から右越え三塁打、右越え二塁打、左前打の3打席連続安打で1打点。近大・田中秀昌監督は「ドラ1やな。獲ったチームは向こう10年いけるで。(外野陣を)フェンスの手前に守らせなきゃしょうがない」と絶賛していた。

侍でも、スピードスターの本領を発揮した。オコエがグラウンド狭しと躍動。0-1で迎えた三回無死二塁で近大・伊波の3球目を中前に弾き返した。

 最大の見せ場はその直後に訪れた。次打者の平沢(仙台育英)の右翼線二塁打で一気に本塁へ。両翼は90メートル程度と甲子園より5メートル程度短い。それでも打球が伸びるのを見るや、加速しながら迷わず二塁、三塁を蹴り、砂ぼこりを巻き上げながら猛スライディング。逆転のホームに滑り込んだ。

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