春季高校野球東京大会は、早稲田実が2回戦で姿を消した。帝京高校はプロ注目の郡拓也捕手の満塁弾で国学院久我山に圧勝した。
夏に向けて
早稲田実は都立昭和高校に2-6で敗れた。7回まで2-2の同点だったが、8回に昭和高校が満塁ホームランで4点を奪い試合を決めた。注目の清宮幸太郎選手は第1打席に内野ゴロの間に1打点を挙げ、3回にはライト前ヒット、5回にはセンター前にはじき返すと、深く守っていた外野手の守備位置を見て2塁に到達し、昨年のオコエ瑠偉選手のようなセンター前2ベースヒットを見せた。
しかしここまで12戦14発のホームランを打つことができず、逆転負けとなった。早稲田実は夏のシードは得られず、甲子園に向けて厳しいスタートとなる。
一方、帝京高校は2回戦で強豪の国学院久我山と対戦したが、プロ注目の郡拓也捕手が初回に満塁ホームランを放ち、12-1で圧勝した。郡捕手は高校通算8号ホームラン、昨年まではセカンドでプレーしていたが昨年秋に捕手に転向すると、セカンドまで2秒前後での送球を見せプロも注目している。
3回に右前打。5回は広い二遊間を抜けるゴロを激走で二塁打にした。ただ、初回1死一、三塁では変化球を打たされた二ゴロ。7回もボール球に手を出した二ゴロに倒れた。「きょうみたいな打撃は4番としての姿じゃない」と唇をかんだ。
「清宮シフト」で外野は深く、三遊間は狭まり、相手左腕に外角を徹底的に突かれた。5回、本来なら遊撃定位置へのゴロが中前に抜け、好判断で二塁へ。「前の打席の右前打のときに行けそうだったので。オコエみたい? そうっぽいなと思いました」。
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