江陵高・古谷優人投手が154キロ記録、高校生左腕投手では3番目にランク

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高校野球北北海道大会で怪物が本格化している。江陵高の古谷優人投手はこの日の2回戦・旭川西戦で自己再徳となる154キロを記録した。スピードガンによる計測が普通に行われるようになってから、高校生左腕投手では歴代3番目の球速を記録し、ドラフト1位で指名の可能性が高くなった。

154キロ

古谷優人投手は150キロの速球を投げる左腕として、先日の地区予選で11球団36人のスカウトが押し寄せている。この日は北北海道大会2回戦が行われ、旭川西と対戦すると、縦のスライダーを織り交ぜる投球を見せながらも球速も150キロ以上を9度記録、最速は自己最速となる154キロを記録した。

154キロを記録したのは1回、2人目の打者に対して3球目と7球目に2度、154キロを表示させた。試合は9回を投げて5安打1失点、毎回の12三振を奪って5-1で勝利、甲子園も徐々に近づいている。

古谷投手の154キロを受けた大井捕手は「グラブ側の人差し指がジーンと痛くなった」と話し指が腫れていたという。そして「あいつはピンチで笑い、楽しんでギアを上げる」と古谷投手の性格について話した。

ドラフト1位

この日は巨人の藤本スカウトが視察し、「初めて見たが、びっくりした。直球のスピード、キレ、スライダーもいい。高校生の左で3本の指に入る」と評価した。

甲子園ではスピードガンが導入されてから、高校生左腕では2005年の大阪桐蔭・辻内崇伸投手が156キロ、2009年の花巻東・菊池雄星投手が155キロ、2015年の東海大相模・小笠原慎之介投手が152キロを記録している。そして3人ともドラフト1位でプロ入りを果たしている。左腕で150キロ超の速球を投げる投手はプロでもあまりおらず、非常に貴重な存在となっている。

今年の高校生左腕投手では、履正社の寺島成輝投手が試合を作る能力や180cmを超す大型左腕として多くの球団がドラフト1位候補に名前を挙げるが、176cmながら抜群の身体能力で154キロを記録した左腕・古谷優人投手も肩を並べる存在となった。

あとはなかなかスカウトが足を運びにくい北海道で、しかも野球ではそれほど有名ではないチームであることからドラフト1位で数球団が競合というイメージはまだないものの、甲子園で150キロ超の投球を見せられれば、そのイメージが現実となってきそうだ。

北の怪腕を全国で見てみたい。

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150キロ超えは9球。縦のスライダーの切れ味も抜群で、毎回の12三振を奪った。視察した巨人の藤本茂喜スカウトは「初めて見たが、びっくりした。高校生の左で3本の指に入る」と高く評価した。ピンチになると、力を発揮する度胸もプロ向き。9回2死満塁。148キロ直球で、狙い通りに空振り三振を奪った。

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