大阪桐蔭が優勝、藤原恭大選手が2本塁打

高校野球ドラフトニュース 2017年ドラフトニュース

大阪勢同士の対戦となったセンバツ高校野球大会は、大阪桐蔭が優勝した。春2度目、西谷監督は春夏通算5度目の優勝で、決勝では無敗。

ホームラン4発

大阪桐蔭は1番の藤原恭大選手が初回に先頭打者ホームラン、インコース低めに沈むスライダーをすくい上げてライトスタンドに放り込むと、6回には高めの真っすぐを振りぬき、右中間スタンドに放り込んだ。9回にも3ベースヒットを放ち、この日は4打数3安打2打点2本塁打だった。

藤原選手は2年生で長打力も注目されているが、50m5.8秒の足もあり1番バッターを任された。しかし今大会は準決勝までの4試合でわずか2安打と絶不調だった。それでも決勝でも1番で起用され、見事に西谷監督の期待に応えた。

兄の藤原海成さんはPL学園野球部の最後の部員だった。弟の恭大選手もPL学園を志望していたがチームが休部となり、全国制覇できる高校ということで大阪桐蔭に進学を決めたという。兄も目指した甲子園、年始には兄に「優勝するから」と話していたという。その約束を2年生の今年果たした。

また大阪桐蔭は2回に坂之下晴人選手が、9回には代打で登場した控え捕手の西島一波選手がホームランを放ち、4本塁打と長打攻勢で履正社を下した。

頭一つ抜き出る

140キロを超す投手を何人もそろえながらも、エースの徳山壮磨投手の好投が光った。全国の高校の中で、打撃も投手も1ランク上と感じさせる強さを見せた。

西谷監督はこれで春夏合わせて5度の優勝、決勝戦では無敗という強さを見せた。9回に代打で出した選手がホームランを放つなど、チーム作り、選手起用などに抜群の力を見せている。高校野球は西谷時代がまだまだ続きそうだ。

大阪桐蔭高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

「小さい頃からの目標であり、憧れ」という兄の海成さん(18=大阪経済法科大1年)は、昨夏限りで休部したPL学園野球部OB。年始に会った際「優勝するから」と誓い、三塁側アルプス席で見守る兄に有言実行の姿を見せた。

2月に正捕手・岩本久重(3年)が左手有鉤骨(ゆうこうこつ)を骨折。部屋で一人涙を流す岩本を見て、学校の寮で同部屋の主将・福井章吾は「やりたくてもプレーできないやつがいるのに、できるやつがそれでいいんか!」と涙ながらにメンバーに訴えかけた。

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