山梨学院・垣越建伸投手が5回1失点リリーフで甲子園出場、146キロ左腕

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高校野球山梨大会は決勝が行われ、山梨学院高が帝京三に12-4で勝利した。プロ注目の146キロ左腕・垣越建伸投手が甲子園で登板する。

背中に張り訴えるも

垣越建伸投手は今大会、2回戦で3回は9者連続三振の圧巻投球を見せていたが、背中に痛みを感じた。それからは先発ではなくリリーフで登板し、前日の準決勝・甲府工戦では146キロを記録したものの、背中の張りが強くなっていた。

それでもこの日は、5-0から1点を奪われ、なおもノーアウト1,2塁のピンチで垣越投手が登板すると、142キロを計測したストレートなどで15球でこのピンチを片付けた。

その後も本調子ではないものの、8回まで無失点に抑えていくと、点差のついた9回は3番手投手に交代し、胴上げ投手を譲った。この日は5回を投げて5安打1失点、75球を投げてスライダーはわずか5球と、ストレート中心の投球で相手を抑えた。「簡単にスライダーに逃げなくなったのが成長。相手も当てに来ていたが、自分を変えずに、自分に負けずに投げ切れました」と話した。

この垣越投手には横浜DeNAが注目し、吉田スカウト部長兼GM補佐は「投げ方がいい。甲子園でも楽しみ」と評価する注目左腕が甲子園に出場する。

中学時代は飛騨高山ボーイズで根尾選手と一緒にプレーをし、今年年始には地元で会うと、甲子園に共に出場することを約束した。まずは垣越投手が約束を守り聖地へ。「投手同士で投げ合って、打者としても抑えたい」と話した。甲子園では背筋痛も抑えられ、万全の状態で根尾選手にストレートを投げ込んでほしい。

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想定外の登板でも、自らの投球を貫き、垣越が優勝の立役者となった。5―0の4回、先発の鈴木博之が3連打に失策も絡み1失点。なおも無死一、二塁の場面で、吉田洸二監督(49)は迷わずエースをマウンドに送った。「想定より早かったが、相手がここからやってくると思った」と指揮官。垣越は「直球をコースに投げることを意識した」前日からの連投で背中に張りがあったが、この日最速の142キロを記録した直球で押し、後続を断った。

前日の準決勝、甲府工戦で自己最速の146キロを記録。しかし、登板後に背中の張りを訴えた。万全の状態ではなく、9回は代打が送られたが、8回まで75球中スライダーはわずか5球。5回5安打で自責1にしのいだ。この日は3三振も、大会計15回で26奪三振。ドクターKが同校初の3連覇へと導いた。

準決勝で146キロと自己最速を更新した左腕。DeNA・吉田スカウト部長兼GM補佐は「投げ方がいい。甲子園でも楽しみ」と評価した。注目度の増す垣越が心待ちにするのは大舞台での根尾と対戦。「投手同士で投げ合って、打者としても抑えたい」。春夏連覇を狙う旧友が勝ち上がってくるのを楽しみに待つ。

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