和歌山東・落合秀市投手が147キロ、日米10球団視察し阪神4人態勢

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和歌山東の148キロ右腕・落合秀市投手がこの夏初登板し、6回を投げて2安打7奪三振1失点の好投を見せた。この試合には日米10球団のスカウトが集まり、阪神は4人態勢で視察をした。

内容は不満も

和歌山東の落合秀市投手が強豪・星林との初戦で先発をすると、ゆったりとしたフォームから重そうな球を投げ込んだ。ただし、「調子はそんなに良くなかった。」と話すようにストレートのコントロールはややアバウトだった。1点を奪った3回には先頭バッターに四球を与えると、ノーアウト1,2塁のピンチへ広がり、味方のエラーで1点を失った。それでも、後続に147キロのストレートを投げ込み、このピンチを抑えた。

その後、得意のフォークボールは低めに決まり、この球をベースに配球を組み立てた。相手打線がフォークに意識をし始めると、ストレートを投げこんで抑えていく。6回を投げて2安打7奪三振1失点、「負けたら終わりなので緊張はした。コントロールが荒れていたけど、抑えられてよかった」と話すように、納得はしていないものの、しっかりと抑えた。

日米10球団、約20人のスカウトが視察

春に最速148キロまで球速を伸ばした落合投手には、この日も大勢のスカウトが詰めかけた。阪神は4人態勢で投球を見守り、北海道日本ハムは吉村GMも姿を見せた。

巨人の岸スカウトは「指先のセンスとか、能力が高い。体の柔らかさも感じるし、将来が楽しみ。近畿の中では自分が見た中で一番の高校生の右腕。」と話し、高校四天王の佐々木投手や奥川などを比較して、「素材的には遜色ない。将来的にはローテに入る」と評価した。

また、北海道日本ハムの林孝哉スカウトは「指先の感覚がいい。いいものを持っているので、上位で消える選手だと思う」と話し、ドラフト上位候補と評価、阪神・渡辺亮スカウトも「体が大きいし、直球だけでなく変化球でカウントを取ったり、決め球がある。コントロールを乱すこともない。関西でも上のレベル」と話し、チームの秋山拓巳投手と「体形や体格も似ている」と話した。

落合投手は中学時代は「たまに試合に出るくらい」という選手で、高校進学時も強豪などから注目されたわけではなく、「高卒の資格が欲しかったから」と和歌山東に進んだ。高校でも「高校で野球をするつもりはなかった。それなりに楽しもうと思った」と話し、趣味のBMXやスケートボードなどを楽しむ。しかし持っている体の素質と、米原監督の指導により、国内12球団やメジャーのスカウトが注目する投手となった。

落合投手には以前よりロイヤルズの大屋スカウトがマークしており、「見るたびに成長している。使い減りしていないのも魅力」と話している。性格的に豪快そうな所があり、メジャーを選択するかとも思われたたが、「甲子園とプロに行くことが目標。」と話している。

ゆったりとしてドーンといくタイプの投手で、球や体の動きはこれからという感じ。ただし変化球もしっかりと使えており、不器用なタイプではないと感じた。個人的には2017年に福岡ソフトバンクが1位指名をした吉住晴斗投手に近い印象で、ドラフト会議では3位前後の候補だと思うが、球団によって、またドラフト会議の流れによっては2位までに指名されるかもしれない。

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185センチ、90キロの大型右腕をチェックすべく、ネット裏には、阪神、巨人、日本ハムなど日米10球団のスカウト陣が集結していた。4人体制で視察した阪神の渡辺スカウトは「体形や体格も似ている」と、先発右腕の秋山拓巳(188センチ、95キロ)と重ね、「直球だけでなく変化球でカウントを取ったり、決め球がある。関西でも上のレベル」と高く評価した。

ロイヤルズの大屋博行スカウトが「見るたびに成長している。使い減りしていないのも魅力」と評価する中、夏を迎えた。

 日本ハムは吉村浩GMも駆けつけた。担当の林孝哉スカウトは「指先の感覚がいい。上位で消える選手だと思う」。阪神・渡辺亮スカウトも「体が大きいし、変化球を器用に使うのも魅力」と評価した。

全国的には無名の185センチ右腕は、ここに来てプロの評価が急上昇している。この日は日米10球団約20人のスカウトが視察し、巨人の岸スカウトは「(佐々木、奥川らと比較して)素材的には遜色ない。将来的にはローテに入る」と絶賛した。

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