BIG3の戦い、高校野球地方大会を終えて

高校野球ドラフトニュース 選手コラム 2012年ドラフトニュース

 BIG3の戦いぶり

 花巻東・大谷翔平投手、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手、愛工大名電・濱田達郎投手、BIG3はそれぞれ不安を抱えながらの夏の大会入りとなる。共に大会前の練習試合では好投する試合はこれぞBIG3というピッチングを見せるも、ホームランを浴びたり打ち込まれる場面も目立ち、絶対的な安定感は無かった。

 大谷翔平投手は3回戦で1イニングだけ登板するとスカウトのスピードガンで153kmを記録、球場でのスピード表示は無かったものの156kmも記録していた。そして伝説となる一関学院との準決勝で160kmを記録し全国的な話題となった。しかし決勝では常に150km前後のストレートを投げながらも盛岡大付に敗れてしまう。

 大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手は1回戦の千里戦でいきなり登場し5回10奪三振150kmを記録、その後は登板しなかったが4回戦の箕面東戦で完封、再び150kmを記録し13奪三振の好投を見せた。準々決勝の東大阪大柏原戦で2失点完投し、大会前の不安は消えたかと思われたが決勝では8回にいきなりの乱調で8失点、甲子園出場を決めたものの不安を拭い去ることはできなかった。

 愛工大名電・濱田達郎投手も初戦の中部大第一戦で先発して完投した。センバツの時のような130km台のピッチングで10三振を奪うも7安打を打たれて2失点すると、続く4回戦・至学館戦では10安打で5点を失い視察したスカウトからもため息がこぼれた。準々決勝では1失点に抑えるも7安打7四死球と制球もフォームも乱していた。準決勝ではフォームをやや変え4安打2失点で145kmを記録すると、決勝では序盤は130km台に抑えていたが延長に入ってから146kmを記録し力のピッチングを見せた。

 BIG3の明と暗

 まず甲子園に向けては藤浪晋太郎投手、濱田達郎投手が甲子園出場を決めたが大谷翔平投手が決勝で敗れた。打線も含めたチームの総合力もあるが、大谷投手は150kmのストレートを投げるが痛打される場面も見られセンバツ1回戦で見せた不安定さは克服できなかった。

 次に評価については、大谷翔平投手は160kmを出したことで甲子園の出場できなかったものの注目度はBIG3でNO1となった。藤浪晋太郎投手は決勝で見せた8失点以外は納得のピッチングを見せていた。甲子園でその不安を払拭できるかが課題となる。濱田達郎投手はスカウトを落胆させた。投球スタイルだけでなく綺麗だったフォームが崩れる場面があり、大谷投手は藤浪投手に見られるドラフト1位確実!という雰囲気はまだ見られない。

 藤浪晋太郎投手、濱田達郎投手には甲子園のマウンドがある。ドラフト1位であることは間違いないが、どのくらいの球団が指名するかがそこで決まる。大谷翔平投手は残念ながら甲子園の登板は無いが、既にドラフトの目玉としての評価は固まった。AAA選手権などで選ばれる可能性もあるが、今後進路に注目されることになる。

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