根尾選手&藤原選手が12球団ジュニアトーナメントで始球式

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27日に開幕した12球団ジュニアトーナメントの始球式に、今年のドラフト会議で1位指名された中日の根尾昂選手と千葉ロッテの藤原恭大選手が登場した。

8年間で37人のプロ野球選手誕生

始球式に登場したのは、今年、春・夏の甲子園で連覇を果たした大阪桐蔭の根尾昂選手と藤原恭大選手、二人は今年のドラフト会議で1位指名されているが、2012年のジュニアトーナメントで根尾選手は中日、藤原選手はオリックスで出場をしていた。根尾選手は小学校6年生で128キロを記録していた。

最速150キロを投げる根尾選手、144キロを投げる藤原選手は、「全力で投げるかどうかを相談していた」と始球式で速球を投げる事も話していたというが、捕手が小学生だったこともあり、「2人でスローボールを投げました」と話した。根尾選手は、「自分たちが出た時は18人だったが、今回は16人。野球をやる子供が少なくなってきている。プロの野球を見て野球をしたいと思ってもらえるような選手になりたい。」と話した。

12球団ジュニアトーナメントは2005年から始まり、今年のドラフト会議では、2012年大会に出場していた根尾選手、藤原選手の他、林晃汰選手(広島ドラフト3位:当時は阪神)、石橋康太選手(中日4位:当時はロッテ)、田宮裕涼選手(日本ハム6位:当時はロッテ)が、また2008年大会に出場していた渡邊佳明選手(東北楽天6位:当時は横浜)、内山太嗣選手(ヤクルト育成1位:当時は楽天)など7人が指名された。

12球団ジュニアに選ばれた選手が、中学の強豪チームなどに勧誘され、そして名門高に進み、ドラフト会議で指名されるという流れができており、これまで8年間でプロ野球選手37人が誕生している。この大会には中学関係者なども注目をしている。今後もこの中からプロ野球選手が生まれていきそうだ。

二人は別のチームで

この日、始球式を務めた二人は、入寮前に顔を合わせるのはこれが最後となる。来年1月の正月明けには、それぞれ中日と千葉ロッテの寮に入り、新人合同自主トレからプロ野球生活がスタートする。そして、2月に中日と千葉ロッテが練習試合を行う予定があり、そこで二人が出てくる可能性は高く、今度は別々のチームとして対戦する。

プロ野球でも超一流になると目標を掲げる二人、藤原選手は根尾選手について、「いいライバルで凄く自分を高めてくれた。まだ入ったばかりで2人は下の下だが、お互い力をつけて最終的にはそういう形になればいい」と話した。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧

自らが成長するきっかけとなる大会だからこそ、選手の気持ちに応えて全力投球する準備を進めていた。登場する前のブルペンでは制服姿で全力投球。だが、最速150キロの二刀流・根尾、外野手ながら最速144キロの藤原が、捕手役の小学生相手に全力投球は危険と判断し、投球距離も近かったことから、「全力で投げるかどうかを相談していた」という根尾は「2人でスローボールを投げました」と笑顔で話した。

藤原はオリックスジュニアとして出場し、特設フェンスだが本塁打も放ち4強進出に貢献。札幌Dでは今後プレー機会は増えるが「小学生の頃も思ったんですけど広い。今の自分じゃ(スタンドに)入らないな」と正真正銘の柵越え弾へパワーアップを誓った。

藤原は今夏甲子園決勝で3安打した吉田輝らとの対戦について「早く1軍で対戦できるように向上心を持ってやりたい」と笑顔。根尾も「(吉田輝とは侍ジャパン高校代表で)チームメートだった時期もあるので負けたくない」と力を込めた。

指揮官は「自分を信じてやって」と言葉を届け試合も観戦した。その後、球団事務所で行われた仕事納めでは職員に感謝の思いを伝えた。

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