西武ライオンズのドラフト1位ルーキー・高橋光成投手は、この日1軍2試合目となるオリックス戦に先発すると、5回1/3で5四死球と荒れたものの1安打4奪三振とヒットを許さず、プロ初勝利を手にした。
甲子園の季節に
高橋光成投手は前橋育英で2013年の夏に2年生エースとして甲子園で優勝し、ヒーローとなった。その後1年間は、けがの影響やフォームが崩れたことで苦労をしたものの、プロ入り後に154km/hを記録するなど成長した。
プロ初登板となった8月2日の福岡ソフトバンク戦は4回途中で4失点で降板したが、この日は「思い切り腕を振る」ことを心がけると、コントロールはアバウトでも149km/hの力のある球にオリックスの打者が押され、力でねじ伏せた。
輝いた夏から2年、プロのユニフォームを着た高橋光成が、再び輝き始めた。
高卒ルーキーで
また、埼玉西武は2013年にドラフト1位で、甲子園で活躍した大阪桐蔭の森友哉選手を指名すると、1年目から活躍を見せた。そして2014年のドラフト1位で指名した高橋投手も1年目から勝利を挙げた。
共に高校生ルーキーで1年目から活躍、しかもドラフト時は競合せずに単独1位での指名だった。菊池雄星選手や大石達也投手など6球団競合の1位でも選手を獲得しているが、ドラフト1位選手の狙いの巧みさも、西武伝統のものなのだろう。
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