明治大が粘りで勝ち点、法大・石田健大投手は敗戦投手

大学野球ドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 東京六大学の明治大vs法政大の試合は、明治大が5-3で逆転勝利し勝ち点は3戦目の山崎福也投手vs石田健大投手に託される事になった。この試合では3年生が意地を見せた。

山崎福也vs石田健大対決は

 この日は1回戦に続き明治大・山崎福也投手と法政大・石田健大投手のリーグ通算17勝同士の対決となった。山崎福也投手は調子が良くないが5回まで粘りの投球で無失点に抑えるも6回に2失点して同点に追いつかれ、5回1/3で80球を投げて5安打3奪三振2四死球で自責点2で降板した。

 法政大は代わった柳裕也投手からも1点を奪いこの回3-2と逆転をした。石田健大投手は7回まで2失点、8回を投げて10安打1奪三振無四球と粘っていたが8回に味方のエラーなどで2点を失い3-4で逆転を許してしまう。

 結局試合は明治大の3番手・上原健太投手が3回を1安打3奪三振2四球で無失点に抑え、粘りの明治が昨年の春に続き法大から逆転で勝ち点を奪い優勝争いに踏みとどまった。山崎投手、石田投手ともに17勝のままだった。

 

植田弘樹選手が好調

 明治大はこの日4番に入った植田弘樹選手が3安打2打点を記録した。植田選手は関西高校出身で182cmの大型内野手、期待されたものの3年生までは3試合の出場で3打数1安打しか実績が無い。しかし、1日1000スイングの素振りを欠かさず続けると、今季はここまでリーグトップタイの13安打を記録し、打率もリーグ2位の.542と結果を残している。

 善波監督も「植田は競争の中で結果を出して上がって来てくれた」と喜んだ。努力を続けた4年生、今後の野球の道がつながる活躍を見せている。

 

 逆転への思いを込めた白球は、三遊間を抜けていった。1点を追う8回1死一、二塁、4番・植田が、内角をえぐった法大・石田の真っすぐを執念ではじき返した。同点だ。「気持ちで負けたくなかった。絶対に打ってやろうと」。直後に勝ち越しに成功。絶対に落とせない勝ち点をもぎ取った。

 昨年はベンチ入りもなし。春秋とも優勝の瞬間をスタンドで迎えた。それでも、投げ出すことはなかった。「スイングの量は負けなかった」。1日1000スイングを超える日もあった。チームに貢献することだけを思って、バットを振った。

 負ければ3連覇が遠のく一戦。現役通算最多の17勝エース同士(明大・山崎&法大・石田)が途中降板する接戦を制した。立役者は昨季の試合出場がなく、この試合で初めて4番を任された植田。一回の先制打を含む3安打2打点に「朝に(4番と)いわれ、チャンスで打ちたいと思った」。善波監督は「心臓が幾つあっても足りない試合。植田はまじめにやって結果につなげる明治らしさを出してくれた」とたたえた。

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