九州共立大の仲里監督が勇退、多くのプロ野球選手育てる

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 福岡六大学リーグでは九州共立大vs九州工業大の試合が行われ18-1で九州共立大が勝利した。この試合を最後に多くのプロ野球選手を輩出し、チームを大学屈指の強豪に育て上げた仲里清監督が勇退した。

柴原洋、山村、新垣、馬原、大瀬良

 仲里氏はコーチを経て1979年に監督に就任すると、1990年に全日本大学野球選手権でベスト8に入り、その後は毎年のように出場して常連チームとなった。中日入りした伊礼忠彦選手や巨人入りした大野倫選手をプロに送り出すと、1996年には柴原洋選手、前田浩継投手を擁して大学選手権で準優勝している。

 そして1999年には山村路直投手、新垣渚投手で明治神宮大会で優勝すると、その後も馬原孝浩投手、高橋秀聡投手、川満寛弥投手、そして昨年最後のプロ選手として大瀬良大地投手をドラフト1位で送りだした。

 

ラストゲームはシートノックとコーチャーズボックスで

 仲里監督は熱血指導でも知られ、またスカウトにも力を入れた。九州の逸材の獲得に九州中を周り、狙っている高校生を空港で待ち伏せするなど熱いスカウティングをして、プロが獲得を狙う逸材を大学に入れ育てた。

 特に1998年のドラフトでオリックスが1位指名の交渉権を獲得したが入団を拒否し、オリックスの担当スカウトが自殺するという事件があった新垣渚投手を受け入れ、2002年に自由枠でプロ入りさせた事も記憶に残る。

 この日はコーチに任せていたシートノックを自ら行い、三塁コーチャーズボックスに入り、最後の指揮を執った。試合後には「やっと終わってホッとしたかな」と話した。

 多くの選手が仲里監督に指導を受け、プロで活躍したり今後指導者となっていくだろう。これからもずっと受け継がれていく事になる。

 

仲里監督、笑顔のラストタクト - 西日本スポーツ紙面:2014/5/26

 

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