東都大学リーグ、1部2部統合案も

大学野球ドラフトニュース

 東都大学リーグは9月10日の理事会で以前にも話し合われてきた1部、2部の12大学で優勝を争う方式を検討することが分かった。

12大学総当たり

 理由としては昨年より安全性の問題で2部が主に使用していた神宮第2球場が使用できなくなり、現在2部は各大学のグラウンドでホーム&アウエーで試合をおこなっている。しかし球場に訪れる観客は少なくなり、中には観客が入るスペースがない大学もあるという。また、グラウンドの場所も離れたところにあり、移動の負担も大きいという。

 1部2部総当たりのリーグ戦となると、日程の都合上からもそれぞれの対戦は1試合のみとなり、勝利なら1点、敗戦なら0点、引き分けなら再試合という形になるだろうか、どこが優勝するか分からないダイナミックさはあるかもしれないが、その大学を分析し「駒沢大には必ず勝つ」というような、相手への意識はやや薄らぐかもしれない。

 

制度はすぐに落ち着かない

 1部2部の入れ替えがもう一つの目玉にも思える。それがあってその悲壮感から戦国東都と呼ばれているのだろう。しかし2部で優勝しても入れ替え戦の2、3試合で勝ち越さなければ昇格はできないというのは、厳しいものもある。

 首都大学リーグのように1部を8チームにして、入れ替え戦を1部7位vs2部2位、1部8位は自動降格、2部1位は自動昇格、という形にしてもよいかもしれない。

 首都大学リーグの1部8チーム制もまだ落ち着かないところもあり、制度はなかなか簡単には落ち着かないだろう。ただし、大学野球では特にエース投手の消耗が議論される点もある。その点についても話し合ってもらいたい。

2015年度-東都大学リーグのドラフト候補リスト

現在は21大学が東都大学野球連盟に所属し1~4部に分かれてリーグ戦が行われている。今回の改革案は、1、2部の12校が総当たりで優勝を争う方式への変更だ。背景には2部校が抱える球場問題がある。昨春から神宮第2球場が安全面確保などの問題で使用できなくなった。2部リーグでは「ホーム&ビジター方式」が採用され、公式戦を各校のグラウンドで開催している。関係者は「観客が入るスペースがない大学もある。選手の移動距離も長く負担は大きい」と説明。1、2部を合わせ、神宮で開催する案も検討されている。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント