中日ドラフト4位・郡司裕也選手が東京六大学三冠王、元中日の杉山翔大選手以来

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東京六大学は早慶戦の最終戦が行われ、中日がドラフト4位で指名した慶応大・郡司裕也選手が三冠王に輝いた。くしくも、今年、中日から戦力外となった杉山翔大選手が2012年に達成して以来となる。

三冠王

三冠王となったが、思い切りの笑顔は見られなかった。郡司裕也選手はこの日の早慶戦最終戦でも4番捕手で出場すると、初回1アウト1,2塁の場面でセンター前に打ち返し、先制のタイムリーヒットを打った。これで打点10とし、単独1位となった。3打席はノーヒットとなったが打率は.394、2位の同じ慶応大・小原和樹選手が打率.350に終わり、2本塁打もリーグトップのままで三冠王を獲得した。

三冠王について聞かれると、「全然狙っていなかった。ストライクを打ち、ボールを打たないで、四球を多く選べたのが打率につながった」と話した。今季は11試合で16個の四死球を選び、選球眼の向上が首位打者、そして三冠王につながったと話した。また今季は9回盗塁を企画されそのうち6回を刺した。この日も1回に二盗を刺し、視察した中日の近藤スカウトも「フットワーク、正確性がある。捕手として総合力が高いと評価した。

しかし、この日の最後の試合に敗れた。5回まで3-2でリードしながらも6回に同点に追いつかれ、9回裏にサヨナラで早稲田大に負けた。これで勝ち点5の全勝優勝もなくなった。試合後に個人賞の表彰も行われたが、笑顔の表彰とはならなかった。

慶応大では大久保監督が退任することが決まり、すでに選手に話をしているという。郡司選手はこの日の悔しさを胸に、「監督を日本一にしたい。もっとうまくなって臨みたい」と明治神宮大会への意気込みを語った。

三冠王は慶応大では高橋由伸選手が1996年春に獲得して以来、そして東京六大学リーグでは2012年に早稲田大の杉山翔大選手が獲得している。その杉山選手は2012年に中日のドラフト4位で指名されてプレーしていたが、今年の10月に戦力外を通告された。その中日へ入団する事になる郡司選手、厳しい世界で勝ち残っていく強さを見せたい。

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「三冠? 全然狙っていなかった。ストライクを打ち、ボールを打たないで、四球を多く選べたのが打率につながった」
11試合で16四死球の選球眼が、・394という高打率を刻んだ理由だと冷静に自己分析した。この日も先制の適時打で1安打1打点を加えた。
ただ、最後のカードで勝ち点は失っただけに、険しい表情。「早稲田に尻をたたかれた。野球の難しさ、早慶戦の難しさをあらためて知った」と表情を引き締めた。

偉大な先輩に肩を並べた。全日程を終えたこの日、郡司は本塁打(2)、打点(10)、打率(・394)でトップに立ち、慶大では1996年春に前巨人監督の高橋由伸氏(スポーツ報知評論家)が達成して以来の「3冠王」を手にした。「全然狙ってなかったタイトル」と謙遜しながらも「練習してきたかいがあった」と一安心した。

自身は、最後の秋で最高の結果を残した。3冠王は戦後14人目、慶大では96年春の高橋由伸(前巨人監督)以来だ。この日も初回1死一、二塁で今西の直球を中前へ運ぶ先制打。打点を上乗せし、ベストナインにも選ばれた。「(3冠王は)全然、狙ってなかったですが、練習してきたかいはありました」。今季はリーグトップの16四死球で、三振は、わずか3。「ストライクを振ってボール球を振らない。高打率(3割9分4厘)につながりました」と分析した。

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