昨春の選抜高校野球大会で19年ぶり4度目の優勝を果たした横浜高校(神奈川)の卒業式が、3月1日に横浜市内の施設で行われた。早稲田大学へ進学する前主将の阿部葉太外野手や、千葉ロッテマリーンズからドラフト3位指名を受けた奥村頼人投手ら、野球部員23人が出席。横浜高校の黄金時代をつくった学年が巣立っていった。
応援メドレーで振り返る「あっという間の物語」
阿部葉太選手が異例の2年時春から主将となってチームを率いたチーム、奥村頼人投手に加え、法政大学へ進む奥村凌大内野手、明治大学へ進む為永皓内野手と、4人の侍ジャパンU18代表選手を輩出。2年秋の明治神宮大会優勝から公式戦27連勝という圧倒的な強さを誇り、「横浜一強」を印象付けた。
式典の第2部では、吹奏楽部やチアダンス部による野球部応援のメドレーが披露され、甲子園での熱戦の記憶を呼び起こした。3年生最後の晴れ舞台を見守った村田浩明監督は、「最後に応援歌が流れて、“横浜高校の絆の強さ”を感じることができました(スポニチ)。」と語り、「あっという間の物語でした。後輩たちに確かなものを残してくれた学年。本当に凄い選手と一緒に過ごせた感謝しかありません(スポニチ)。」と、教え子たちとの日々に万感の思いを馳せた。
主将・阿部葉太、早大での「日本一&タイトル奪取」誓う
世代No.1外野手として2年間に渡ってチームを牽引した阿部前主将は、応援メドレーを聞きながら「高校生活というよりも、やはり思い出すのは野球のシーン(日刊スポーツ)。」と振り返った。
「この先何があるか分からないですけど、一番思い出に残るような時間だったなと思います。振り返れば、自分には無くてはならない時間でした(日刊スポーツ)。」と、苦楽を共にした3年間に胸を張る。
4月からは東京六大学の名門・早稲田大学でのプレーが始まる。すでに小宮山監督からは「1番・中堅」としての起用構想も明かされている中、「まずはリーグ優勝、そして日本一っていう目標は変わらずに、あとは個人のタイトルも狙っていきたいです(スポニチ)。」と、大学球界での頂点獲りへ向けて力強く宣言した。
ロッテ・奥村頼人は後輩へエール「池田と織田に期待」
プロの世界へ飛び込む左腕・奥村投手にとって、一番の思い出は昨春のセンバツ優勝だ。「選抜はなかなか自分の思うような活躍ができなかったけれど優勝できた。やっぱり自分の自己中な一面を消してくれた。チームとして戦う大切さっていうのを教えくれた(スポニチ)。」と、仲間に助けられた経験が大きな財産になったと語る。
史上4校目の春連覇に挑む後輩たちに向けては、「自分たちの代を超えようと思ってほしくないですし、普通にやっていれば超えられるだけの力はある。自分たちらしく、やることを明確にしていけば、連覇というか、選抜優勝が見えてくる(スポニチ)。」とエール。さらに「昨日グラウンドに行った時、池田がすごい目つきが変わったと感じたので、池田と織田に期待しています(スポニチ)。」と、プロ注目の遊撃手・池田聖摩選手とエース・織田翔希投手(ともに2年)に連覇の夢を託した。
横浜高校の再びの黄金時代を作ったこの世代の物語はここで完結するが、横浜高校の強さは後輩に引き継がれる。そして、プロ・大学などに進み、各地で次の最強伝説を作ってくれるだろう。
主な卒業生の進路
- 阿部 葉太(外野手): 早稲田大学
- 奥村 頼人(投手): 千葉ロッテマリーンズ(ドラフト3位)
- 奥村 凌大(内野手): 法政大学
- 為永 皓(内野手): 明治大学











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