広島は8月22日にスカウト会議を開き、高校生のドラフト候補を49人に絞り込んだ。上位候補には明石商・中森俊介投手、中京大中京・高橋宏斗投手、智弁和歌山・小林樹斗投手、福岡大大濠・山下舜平大投手と野手一人が挙がったとみられる。
9人の候補を映像で確認
この日のスカウト会議では、高校生の候補について絞り込みを行い、9人は映像で確認をした。その中で全体で49人に絞り込み、上位候補には上記の150キロ右腕4人が挙げられ、白武スカウト部長は「投手ならばハートの強い選手がほしい」と話した。
また、野手1人も上位候補にリストアップされたという。広島は近年、小園選手、羽月選手、韮澤選手、宇草選手といった足のある選手を獲得しているが、1月のスカウト会議で、「現状で脚力のある若い選手が増えてきた。投手はもちろんですけど、長打力の素質を持った選手を探していこうという形です」と、長打力のある選手の獲得を目指している。
丸選手が抜け、さらに鈴木選手のFA取得による移籍なども想定すると、主軸を打てる長打力のある選手が補強ポイントとなる。1月のスカウト会議では、近大・佐藤輝明内野手、中央大・牧秀悟内野手を上位候補としてリストアップしているが、今年の高校生では、花咲徳栄の井上朋也選手、明石商の来田涼斗選手、履正社の小深田大地選手、東海大相模の西川僚祐選手、山村崇嘉選手、中京の元謙太選手などが挙げられる。井上選手、山村選手、来田選手は足もある選手で、鈴木選手のように3拍子揃いながらも長打力を望める選手だ。
また、1月のスカウト会議では東海大・山崎伊織投手、トヨタ自動車・栗林良吏投手投手の名前も挙げられており、投手はこれから大学生、社会人の評価も加えて上位指名を決める。佐々岡投手に交代して投手づくりが進められる中、昨年のドラフト1位森下投手が5勝を挙げている。その中でさらに投手の補強となるか、それとも2,3年後に主軸を打てる野手の獲得となるか、注目される。
高校生の上位候補として、明石商(兵庫)・中森俊介投手(3年)、中京大中京(愛知)・高橋宏斗投手(3年)、福岡大大濠・山下舜平大(しゅんぺいた、3年)、智弁和歌山・小林樹斗投手(3年)といずれも最速150キロ超え右腕4人に、野手1人が上位候補に挙がったとみられる。
会議で映像を確認した白武佳久スカウト部長(60)は「投手なら心臓が強い方がいい」と方針を語った。高校野球連盟と日本野球機構(NPB)が開催するトライアウト「プロ志望高校生合同練習会」(西日本は今月29、30日に甲子園、東日本は9月5、6日に東京ドーム)にスカウトを派遣予定。その後、3度目のスカウト会議を実施する。
1位候補は投手4人、野手1人に絞られ、投手は明石商・中森俊介(3年)、中京大中京・高橋宏斗(3年)、福岡大大濠・山下舜平大(3年)、智弁和歌山・小林樹斗(3年)で、野手の名前は明かされなかった。白武佳久スカウト部長(60)は「ハートの強い投手がほしい」と話した。
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